2008年のゴールデンウィーク山歩きの2日目は山口県(広島県との県境)にある寂地山にカタクリを見に行って来ました。
当初はどのルートを取るか非常に迷いましたが、現地の方に同行していただく事になり、寂地峡から寂地山、冠山をへて松の木峠までの馬蹄形コースを歩いて来ました。
寂地峡の「竜」の文字が付く5つの滝(総称して五竜の滝)や渓谷を楽しみ、みのこし峠から冠山に至る数`もの稜線に咲き乱れるカタクリの花を充分に楽しむ事が出来ました。現地の方に案内してもらったおかげで、非常に珍しい白いカタクリを4つも発見しました。
日:2008年5月2日
天候:晴れ時々くもり
メンバー:日野夫婦他3名+末永様
歩行距離:13.44Km
累積標高差:1220m
コース:寂地峡駐車場・・・五竜の滝・・寂地峡・・・みのこし峠・・1309mピーク(前寂地山)・・犬戻し峡登山口分岐・・寂地山・・・冠山分岐・・冠山・・・冠山分岐・・県界尾根・・・唐松林・・松の木峠
歩行時間:7時間15分(休憩含む)
寂地峡の駐車場から渓谷沿いのキャンプ場を通り抜けると、早速「竜」の名前を持つ豪快な滝が連続して5つ現れてくる。急な道が続くが豪快な滝が次から次に連続して現れるので写真を撮るのに忙しく、疲れも忘れてしまいます。 |
五竜の滝を登り詰めると、突然高さが1.6mの「木場トンネル」が現れます。トンネルの前後は外からの光で足元は見えるのですが、中程は真っ暗で足元が平なのか、段差が有るのかが解らす゛結構緊張しました。 結局、トンネル内の足場は特に問題なく、頭だけ打たないよう注意すれば無事通り抜ける事が出来ました。 このトンネルを抜けると、比較的平坦な渓谷沿いの道となり、途中に水車小屋跡を通過すると、だんだん渓谷も細くなり、みのこし峠手前30分程度は汗をかく坂が待っていました。 |
みのこし峠まで登ってくると、稜線はカタクリの花が咲き乱れています。みのこし峠付近は若干盛りは過ぎているようですが、前寂地山手前から冠山までの数`は、最盛期の状況で、こんなにもたくさんのカタクリが咲き乱れているのを見るのは初めてでした。 広い場所に咲き乱れている状況を写真に撮ってみたのですが、どうしても小さくにしか写らず見た目の状況どうり写せないのが残念です。 |
前寂地山のみのこし峠側と寂地山から冠山分岐の間で貴重な白いかたくりを見つけました。 前寂地の場所には3本がかたまって咲いていましたが、登山道からは見えない、少し逸れた所に咲いているのを案内していただいた方に見つけていただきました。冠山分岐手前に咲いていたのは登山道のすぐ横に咲いていました。 |
寂地山手前の犬戻し峡から登ってくる登山道との合流付近です。この辺りは広い稜線となっており、登山道の周囲はカタクリが咲き乱れているのですが、写真に旨く写らず残念です。 | 寂地山頂上(1337m)で記念撮影。右端の方に本日案内していただきました。 |
寂地山から冠山への縦走路でカタクリに囲まれて記念撮影です。足元はカタクリだらけなのですが、白っぽく写ってしまいピンクの花が旨く写っていません。 |
縦走路の冠山分岐に荷物を置いたまま、冠山まで往復1時間の寄り道をしてきました。 冠山の頂上はそれほど展望は良くないが、少し北側に下ると北方の展望が開け、昨日歩いた恐羅漢山や十方山が大きく見えました。 縦走路に戻り、急坂を下って行き、少し登り返したら唐松林が現れます。この辺りからゆったりとした道となり、程なくゴールの松の木峠に到着しました。 本日は、松の木峠と、寂地峡の駐車場に車を止めておいたので周遊する事ができました。 なお、 車を2台準備出来ない場合は、ここに折り畳み自転車をおいておけば、ここから寂地峡の駐車場まで一度もこがずに15分程度のダウンヒルが楽しめるそうです。 |