鹿ヶ壺起点 雪彦周遊コース


先々週に福井県の秋山を楽しんで来ましたが、地元の1000mクラスの山が紅葉しているだろうと、前々から気になっていた鹿ヶ壺山荘を起点にして、東カニワ渓谷から登り、鹿ヶ壺に降りてくる雪彦山周遊コースを初めて歩いてきました。
このコースは以前にある人のホームページで知り、今年8月下旬にカニワ渓谷の途中まで行ってみたのですが、林道終点近くでたまたまお会いした地元の方に「ヒル」が多いので止めた方が良いと忠告されました。やむ終えず、カニワ渓谷を登るのを断念し、コースを変更して「千畳平から雪彦山の三角点迄の往復」をしてきましたが、降りてきてからズボンの辺りを見てみると「いました!」血を吸われずに済みましたが、小さなヒルがスボンに取り付いていたのです。カニワ渓谷に入り込んでいたらこの程度ては済まず、血だらけになる所でした。
秋も深まってきた11月中旬にもなればヒルも姿を消しているだろうと、紅葉を見に東カニワ渓谷から西雪彦山周遊コースを歩いてきました。

山歩きデータ
日:2008年11月15日
天候:晴れ
山歩きスタイル:単独
累積標高差 854m
歩行距離:10.4Km
歩行時間(休憩含む):4時間43分

鹿ヶ壺山荘(9:17)・・大落としの岩場(9:27)・・千寿の水(9:34)・・千畳平道路の分岐橋(9:39)・・林道終点(10:07)・・鉄橋(10:10)・・鉄塔bP2(11:11)・・峰山縦走路分岐(11:28)・・鉄塔bP3(11:32)・・鉾立山(11:45昼食12:05)・・雪彦三角点・・千畳平(13:05)・・鹿ヶ壺(13:54)・・鹿ヶ壺山荘(14:00)

鹿ヶ壺山荘 大落とし岩の紅葉
鹿ヶ壺山荘の広い駐車場 この周辺に車を置かせて頂き、横の舗装道路を林田川に沿って歩いて行きます。 歩き始めて10分程度で左手に岩場が見えて来ました。これが「大落としの岩場」と言うらしい。紅葉も始まっています。
千寿の水
「千寿の水」ここも有名になり、この時は未だ9時過ぎなので水を汲まれていたのは1組だけでしたが、お昼頃になると車が数珠繋ぎになるぐらいの人が並んでいます。それにしても誰もが何十リッターも汲まれて帰られているのはチョット行き過ぎで変だ。少しだけ欲しくても随分並んで待たねばなりません。 林道は舗装されているが、道はそんなに広くなく、落石や落ち葉が積もっており、車で上がってくるのは少し危険です。写真は林道途中にある東屋。こんな所にある東屋は誰が利用するのか?作られた目的が判りません。結局、鹿ヶ壺山荘から林道終点部まで約50分かかりました。
危なっかしい鉄橋 自分撮り写真 その1
林道終点から少し登ってきた所に架かっている鉄製の橋。
鉄製の橋ですが、何となく弱々しく感じ、渡っていると落下するのではと不安になる。でも、以後こんなにしっかりした橋はここだけでした。
今日は小さな三脚を持ってきていましたので、自分撮りの写真を写しました。これから私が写っている写真は全てセルフタイマーで撮った自分撮り写真です。
この辺りまで来ると、渓谷も大分狭まってきました。
自分撮り写真 その2
こんなに朽ち果てた橋が所々に架かっています。最初は恐る恐る橋を渡りましたが、以後は恐くて橋は渡らず、沢の石を伝って渡りました。 この東カニワ渓谷の登山道は最近あまり手が入っていない様で、少し荒れた所ではヒヤヒヤする場面もありました。山歩きの初心者はこのコースを歩くのは止めておいた方が良さそうです。この辺りまで来ると沢から少し離れ、気分の良い紅葉のトンネル道が続きます。
12番鉄塔
沢から離れると急坂が待っていましたが、プラ階段が設置されており、立派な道がついています。突然送電線鉄塔に突き当たりました。どうやらプラ階段は関電の鉄塔巡視路として整備された様です。今年歩いた雪彦・峰山縦走路にも同様のプラ階段巡視路が有りました。この12番鉄塔からは景色も見渡せ、南側に後ほど歩く鉾立山や雪彦三角点の稜線が見えます。 12番鉄塔から見た紅葉
雪彦・峰山縦走路分岐 13番鉄塔
やっと雪彦・峰山縦走路の分岐に到着しました。ここは今年雪彦・峰山縦走に何度か通った道です。 13番鉄塔に到着。ここで本日初めて単独行の方と会いました。後方のピークは雪彦・峰山縦走路にあたり、姫路市最高峰の通称「黒滝」です。
鉾立山頂上
出発してから約2時間15分で本日の最高峰「鉾立山」に到着しました。ここは雪彦からの周遊コースで良く歩かれているのですが、お昼近くにも関わらず未だ誰も来ていません。景色を独り占めして昼食としました。 鉾立山から一旦下った雰囲気の有る鞍部に、見事に紅葉した木が有りました。ここを過ぎてしばらくすると雪彦方面から歩いてくる登山者が次から次にやってきました。静かな山歩きも終わりです。
千畳平の水
千畳平に下ってきました。ここは整備されたキャンプ地になっており、地下水がホースで流出しています。こんな所にも水を汲みに来られている方がいました。ここ迄登って来る舗装道路は途中ロープで遮断され通行止めにされているはずなのに? 千畳平の周辺には多くの「もみじ」が植えられており、今が旬の紅葉真っ盛りです。
千畳平 亀ヶ壺
「千畳平」標高600m
この千畳平はゴルフ場の様に芝生が敷き詰められ、テントサイトも綺麗に整備されていますが、テントを張ってキャンプされているのを見たことが有りません。
やっと鹿ヶ壺まで降りてきました。整備されすぎて観光地化しており、感激も有りません。
当初、この週末は天候が悪いとの予報でしたが、少し天候がずれ込んだのか1日中青空に恵まれたのはラッキーでした。
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