晩秋の毛無山と郷録温泉


「カタクリ」の花を見に、今年5月1日にも鳥取県側の俣野から毛無山を訪れたが、今回岡山県側の新庄村の田浪から白馬山・・毛無山を周遊するコースを歩いてきました。
毛無山から白馬山を巡る時計周りがメインですが、私たちはあえて白馬山から毛無山コースの反時計周りを巡ってきました。
反時計周りを巡ったのは登りの急坂区間が短く(それでも白馬山まで標高差400m)、白馬山から毛無山迄はゆったりとした稜線歩き(標高差200m)が出来るので体力的に楽と判断したのと、お昼頃に毛無山に到着するので避難小屋を利用して昼食を取れると考えたからです


日:2006.11.25
天候:晴れ
登山者:日野夫婦

コースタイム
自宅(6:50)---山崎IC===湯原IC---新庄村---田浪駐車場(9:00着-9:14)・・・尾根道の急坂・・・白馬山(10:14)・・・稜線歩き・・カタクリ広場(田浪コースとの分岐)・・・毛無山(11:15〜11:20)・・避難小屋(昼食11:25〜11:50)・・・山の家(12:50)

岡山県側から見た毛無山の全景と田浪の集落 駐車場と立派なトイレ施設。
駐車場から少し離れた所に、毛無山山の家があり、下山後に無料で休憩をさせて頂き、お茶とお菓子までいただきました。
宿泊は素泊まりのみOKとの事です。
駐車場から毛無山への林道を5分程度歩くと白馬山への分岐が有ります。ここからは毛無山登山道からはずれ、白馬山まで急坂を一気に登っていきます。急坂ですが登り始めなので体力があるうちに稜線に出ます。駐車場から1時間の辛抱で白馬山に到着できました。
白馬山頂上に到着すると、それまで見えなかった北側の景色が広がり少し雪を被った大山が目に飛び込んできます。白馬山は木立に囲まれ、あまり景色が良くないと言われていましたが、木々の落葉が終わっており大山から蒜山に至る山並みを見渡すことが出来ました。
若干アップダウンがあるが、景色の良い稜線を1時間歩いてくると毛無山頂上に到着しました。少し風が強く寒く感じられますが、空気は澄んでおり360度の景色を堪能する事ができます。
無山頂上から北方方面  手前の尾根が縦走路
毛無山頂上から急な坂を5分程度下ってくるとブナ林に囲まれた避難小屋がある。頂上は風があり寒かったのでここでゆっくりと昼食。
この辺りには美しいぶな林がひろがっており、新緑時や紅葉時には美しい姿を見せてくれるだろう。来年の10月下旬にでも再度紅葉を見に訪れたい。
郷録温泉の玄関
スッポン料理が名物のようです。
郷禄温泉の湯船
湯船の底は岩盤のままで、この岩の透き間からお湯が直接噴き出している
下山後の楽しみにしていた郷録温泉(ゴウロクオンセン)。湯原温泉ICから7分程度の所にある一軒屋の温泉です。
ここの温泉はお風呂場が男女別ではなく一箇所しか無いので、一人もしくは一組づづ(夫婦で入ることが出来る)しか入浴出来ませんが、写真の左側の湯船の底(岩石のまま)から直接無色透明のお湯が沸き出しており、正に源泉掛け流し温泉です。お湯は少しぬるい感じですが、その分湯のぼせせずにゆっくり入っていることが出来ます。右側の湯船は少し温度を上げる為に加熱したお湯となっています。
5〜6人程度は一度に入れる広さを持っていますが、一人又は一組づづなので本当の貸し切りでゆっくり温泉を楽しめます。
ただ、順番にしか入浴できないので込み合うとロビーのソファーで待たされるのが難点です。
私たちは30分程度待たされましたが、それでも足下から直接泡と共に湧いて来る温泉湯を見ながら入浴出来るのは貴重な体験で充分価値の有る温泉でした。ちなみに日帰り入浴は9:00〜16:00 入浴料は大人500円/一人です。
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