07’ゴールデンウイークの端牆山
2007年のゴールデンウィークを利用して八ヶ岳の東側に位置する端牆山と甲武信岳を登ってきました。
第一日目は端牆山です。
日時:2007年4月29日
天候:晴天
同行者:日野家の山歩き夫婦2名
行程
前日の夕方に姫路を車で出発==端牆山荘 無料駐車場着(0:40) テント泊
駐車場(6:40)・・・・富士見平(7:20)・・・・端牆山頂上(9:40---10:20)・・・・富士見平(12:15--昼食--13:00)・・・端牆山荘駐車場(13:30)---増富温泉入湯−−−甲武信岳登山口へ移動
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当初連休初日に登る予定でしたが、計画書を作成した段階で誤って連休2日目に登る計画を立ててしまった。仕方なく計画どうりの予定で4月29日に登る事にしたのですが、結果は大正解で当初予定していた4月28日は雨が降り、高所には雪が積もるほど降ったそうです。 本日は荒天の後なので、雲一つ無い晴天で、空気も澄み切っていました。 未明に到着したときの気温は−2℃と冷え切っていましたが、テントではマットと寝袋の他に毛布も車に積んできていましたので快適に眠る事が出来ました。 |
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駐車場から100m程度林道を下って行くと、端牆山荘が建っており道路の対岸に端牆山・金峰山への登山口が有ります。最初はゆったりした登山道を富士見平に向かって登って行きます。 | ||
ベンチから5分程度登ると富士見平小屋に到着。素朴な山小屋です。ここからは名前の通り富士山を見ることが出来ました。 空気が澄んでおり、こんなにくっきりとした大きな富士山の姿を見るのは初めてです。 富士見平から端牆山に向かって少し歩いていると、登山道に雪が現れてきました。上り坂なのでスリップするほどでも無いのでそのまま歩いていましたが、天鳥沢への下りにかかると登山道は凍った部分も出てきましたので、ここからはアイゼンを装着しました。 天鳥沢からは急こう配の道となり、ハシゴやロープ場が次々と現れてきます。これらの場所はいずれも足場は凍っておりアイゼンを履いていても少しスリルを味わいます。あるところはロープまで凍っており、一見木の蔓の様になってロープに見えない所も有りました。 下りの心配を気にしながらの登りでした。 |
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頂上直下の岩場登りには少しでこずりましたが、登山口から丁度3時間で端牆山の頂上に立つことが出来ました。 頂上は正に岩峰の先端にあるので遮る物はなく、さらに空気が澄んでいるので、富士山、南アルプス北部の山々、中央アルプス、御嶽、八ヶ岳、北アルプス南部、浅間山、金峰山、小川山と素晴らしい景色が広がります。 |
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頂上から見下ろした巨大な「大ヤスリ岩」 | 裾野を広げた美しい富士山 | |
お隣の山は金峰山(2年前に登頂)。 頂上に突起の様に見える大岩が五丈岩 |
主峰「赤岳」を中心とした南八ヶ岳 手前の谷底が清里・野辺山 |
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雪を被った南アルプスの白峰三山 手前の尾根は鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳 |
南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳 窪んだところが北沢峠 |
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頂上で充分眺望を楽しみ、いよいよ下りにかかりました。今日は雲一つ無い晴天で風もないので、私たちが頂上に居た間に気温もぐんぐん上昇したようです。お陰で心配していた登山道の雪や氷もすっかり緩んでおり、朝から比べると嘘のようにスリップの危険性は無くなっていました。 遅くから登ってこられている方の一部には登山靴でない方もおられましたが、朝の様な道だったらどうするのかと思ってしまいます。 左の写真は、下りに撮った「大ヤスリ岩」です。クライマーの声が聞こえていましたが姿は見えませんでした。 |
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端牆山に登っていても、なかなか岩峰全体の姿を見せてくれません。何とか木立の間から特異な姿を写しました。 | 下山後に甲武信岳の登山口に向かう途中の「信州峠」辺りで端牆山の全体写真を撮ることができました。 | |
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