日生の天狗山


連休最終日の今日は鳥取の東山を糸白見林道から登りに行く事も考えていましたが、天気予報では冬型気圧配置になっており寒そうなので暖かい日生の天狗山に数年ぶりに登って来ました。
天狗山はツツジの季節や冬季に何度か訪れた事が有るのですが、秋に訪れた事がなかったので楽しみです。

日:2010年11月23日

天候:晴れ(少し北風が吹いている)
山歩きスタイル:単独

コース(時計回り周回)
寒河集落(信用金庫駐車)9:25・・集落通り抜け・・西登山口9:46・・渓谷・・三ツ池分岐10:15・・中峰・・・すべり台10:37・・三峠越10:46・・・天狗山10:55-11:13・・・小天狗10:23・・神社12:08・・・駐車場12:10


歩行時間 登り 1時間30分 下り 1時間




左:信用金庫 右:寒河コミニティセンター
兵庫県と岡山県の県境を越えると下り坂になりますが、下り終えた辺りに車庫の広場が有り、この広場の奥に集落への道が続いています。この集落内の道路を500m程進んで行くと、神社、お寺があり、20m程さらに進むと信用金庫寒河(ソウゴ)コミニティセンターが有るので、どちらかの駐車場に車を止めさせてもらいます。
今回も周回コースを時計回りに歩きます。こちらの方が渓谷歩きを楽しめるのと、急な登りが無くアプローチも楽しめます。
駐車場から西の方に進み最初の交差点を右折(国道の方には行かない)、魚店の前を通り過ぎ今日歩く山を望みながら田園地帯を歩いて行きます。
カーブミラーも設置された真新しい公民館の前を右折し、山側に歩いて行きます。
登山口までの概略図
時計回りの周回コースを選択した場合、西登山口までのアプローチ道が解りにくいので、ほとんどの登山者は駐車場の前の神社から登れる小天狗コースを選択されています。
小天狗コースを選択した場合は、頂上までほぼ一直線に登っているのでこちらの方が少し疲れるとは思われます。
山裾ののどかな農道(あぜ道)を西登山口を目指します。
山沿いの道を歩いてくると小さな橋が有り、この橋を渡って白い壁の家の裏側を回るとやっと登山道になります。
白い家の右奥側は公園の様になっており、舗装道路が延びていますがそちらには行かない様にする。
谷間の道となり、道が分岐する所が有るがどちらに行ってもしばらくすると合流する。
渓谷の核心部
沢登りの雰囲気を味わえます。逆周りだと下りで足元ばかり気になるのでおもしろくないと思います。
鷹巣山の岩峰も見所です。
スラブの一枚岩をルートは横切っている。
この辺りになると谷も広くなり渓谷が終わりに近づいて来ました。
渓谷を上り詰めると高原の様になり綺麗な水を蓄えた3つの池(三ツ池)が迎えてくれます。 最初の池「下池」
「中池」 
上から望むと湖底まで見えています。  山腹には林道が上がってきています。
一番大きな「奥池」
天狗山へのルートはこの池の対岸をぐるっと回っています。
奥池の堰堤と林道が合流する地点から天狗山へのルートが延びており、この池の一番奥側から稜線への登りになる。
稜線に取り付き「中峰」を目指す。
背後には広々とした景色が広がっていますが、今まで誰とも会わずこの広い山域に私一人しか存在していない様に感じます。景色の独り占めです。
「中峰」まで登って来ると「すべりだい」と書かれた標識が有ったのでルートを少し外れて寄り道してみました。「すべりだい」とはガレ場の事でした。ここからも展望が広がっており天狗山がよく見えます。 中峰から一旦鞍部に下り「三峰越」に登り返します。振り返ると先ほど訪れた「すべりだい」のガレ場が良く見えます。
「すべりだい」のネーミングは今いち! 誰が名付けたのでしょう?
3つのピークを越えるといよいよ天狗岳の急登が待っています。10分ほどですが木々に捕まりながらの登りで、結構アキレス腱に応えます。
頂上からは小豆島周辺の海が輝いて見えていました。
頂上までの登りで感じたのですが、以前よりシダが増えてルートを覆い被さる様に延びている所が有りました。以前はルート整備が良くされており、シダ類も伐採していただいていたのですが・・・

下りルートになるとさらにシダが増えており、シダの海を泳ぐような所も有りました。単に夏場のシダが未だ枯れていないだけだろうか?
頂上からの「日生湾」遠望
小天狗ルートを下ります。小天狗ルートからの「天狗山」
寒河の町並みや日生湾を望みながら小天狗ルートを下る。 下山口の寒川八幡宮
下山ルートを下っていると4組みのグループとお会いしました。 今日は誰とも会わないのかな と思っていましたが、やはりメインコースは人気が有るようです。
私が駐車させてもらった信金駐車場のすぐ近くにある「西願寺」
登山者はここの駐車場に駐車しないように!
登山口のすぐ近くに、昨今B級グルメのカキオコで超話題のお好み店「たまちゃん」が有ります。
様子をうかがいに行くと、周辺には県外の車が多く駐車しており、店内にも入りきれず店外で沢山のお客さんが待機しています。私は天狗山山頂で前日夕食のクリームシチューを温め直して食べて来たので、こんなに並んでまで食べたくなく、そそくさと退散しました。
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