日野家の山歩き  有馬三山 


多くのコースが網の目の様に通ずる六甲山を歩きに行くときは、これまでは同じ場所には戻らないので交通機関を利用していました。
今回は、車を有馬温泉の駐車場に置き、有馬温泉を起点に有馬三山から番匠尾根を極楽茶屋に登り、紅葉谷を下りてくる周遊コースを歩いてきました。
日:2008年2月11日(月)
天候:晴れ
メンバー:日野夫婦、他2名
歩行時間:約5時間

馬温泉を起点にするので、まず何処に車を駐車すべきか事前に有馬温泉関連のホームページで調べました。
有馬六甲ロープウェイの駐車場(1日600円)と「ゆけむり広場駐車場」(初期2時間500円 その後1時間100円)を候補としてリストアップして検討した結果、有馬三山から登り始めるのであれば位置的に「ゆけむり広場駐車場」が近く、たとえ7時間駐車しても1000円となり、4名のワリカンであれば大した負担にならないので此処に決めました。
朝の8:15分頃到着したので二階にある駐車場はまだまだガラガラでしたが、営業はAM9:00からで管理人がおらず、このまま置いていると前泊料金の2000円が加えられてしまうと料金表に書いてありました。
説明看板に事務所の電話番号が書いてあったので電話を入れると、この時間からの駐車料金で良いと返事をいただき、前泊料金は加算されませんでした


駐車場から少し「金の湯」方面に歩いていくと、観光案内所近くに落葉山への登山口となっている妙見寺の参道がありました。
スタートはAM8:40分です。

参道に入って少し歩いていると、一般道の様な舗装路となり、りっぱなホテル脇を通って行きます。そのまま歩いて行くと階段が現れ、やっと参道らしくなり、西国巡礼の各お寺名が書かれた地蔵さんが順番に設置されています。
写真は、私の家近くに有る「書写山」のお地蔵さんです。

落葉山頂上

2日前に降った雪が解けて、参道の階段は凍っており、滑りそうになりましたが、程なく落葉山山頂に建てられた妙見寺に到着しました。

妙見寺の裏に回ると、ひっそりと落葉山(526m)の四等三角点がありました。まだ山に登った気がしない程、あっけない落葉山の頂上です。

灰形山頂上

落葉山がら一旦鞍部に下ると灰形山への登りです。此処からはしばらく痩せた尾根となり、少し岩場も現れます。
灰形山中腹からは登山道にも雪が多くなってきたので、頂上手前でアイゼンを装着しました。アイゼンを付けると足元がしっかりし、雪道が楽しくなります。

湯槽谷山山頂(801m)
ここで有馬三山完登です

灰形山から一旦下り、今度は湯槽谷山(801m)に登り返します。標高も600mを超えると雪が深くなりましたが、本日は晴天、無風のコンデションのため雪に覆われた木々の隙間から光りが差込み、美しい景色が広がります。登山道も適度に踏まれているので快適な山歩きを楽しめます。

 
湯槽谷峠までまた一旦下り、ここからが番匠尾根です。写真は番匠尾根の雪景色。このころから頭上にヘリコプターの音が聞こえてくるので、新聞社が六甲の雪景色の写真でも撮っているのかと思っていました。

有馬温泉から3時間30分。やっと極楽茶屋跡に到着。到着時間はAM11:52分です。ここまで約3時間10分かかりました。

極楽茶屋跡に到着してビックリです。神戸市消防局のレスキュー隊の隊員や、指令車を含めたレスキュー車両が埋め尽くしています。救助隊ヘリコプターまで間近に接近し、隊員をつり下げて降ろしています。先ほどから聞こえていたヘリコプターの音はこのヘリコプターだったのです。
指令車からの無線の声が周辺に大きく聞こえていたので、様子がわかりました。紅葉谷の周辺にある百間滝周辺で登山者が滑落し、その救助に携わっている様です。
私達は呑気なものですぐ横の展望台で昼食をとりましたが、普段は展望台から海の方の景色を眺めているのですが、今日は景色など見ず救助活動ばかり見ていました。
実は、私も3年前に山で滑落して頸椎を骨折する事故を起こし、多くの方の救助活動で助けられた経験が有ります。その時も一緒だった同行者の話によると、私の事故の救助活動の方が大がかりだったそうです。そのうち、無線連絡で滑落者は無事救助され大した怪我もせず、自力で有馬温泉に下られた事がわかりました。救助活動も解散されていました。みんな一安心です。救助隊の方々ご苦労様でした。

昼食後、極楽茶屋跡から紅葉谷を下ります。
このルートは朝から多くの登山者が登って来られていたので、雪道も良く踏まれています。

途中、紅葉谷ルートから少しスリリングな雪道を15分程度それた七曲滝を見に行きました。8割程度氷結した上に2日前の雪が被った美しい滝を見ることが出来ました。
同行者が私達夫婦を入れた綺麗な写真に撮ってくれました。
七曲滝の付近で私の記念撮影です
有馬温泉まで無事帰って来ました。「金の湯」に行きたかったのですが、芋の子を洗う様な混雑が予想されたので、料金も100円安い「銀の湯」に行くところです。
銀の湯も結構込んでおり、韓国語と思われる言葉が飛びかっているので、外国の観光客も多く訪れておられる
下山後は有馬温泉で時間をつぶしたので、結局駐車時間は8時間近くなり、1100円でした。
姫路までの高速代は往復ともETCの通勤時間帯割引で半額になりましたので、本日の会計は安く上がりました。
日野家の山歩き ホームに戻る