有馬温泉からの 六甲山周回


六甲山系に山歩きに行く時は交通機関を利用する場合が多いが、今回は有馬温泉を起点に六甲山を周回するコースなので車で訪れてきた。
駐車場は六甲ケーブル駅近くの「有馬里駐車場」を利用(平日550円/日)し、下山後は日帰り入浴で「金の湯」も楽しんで来ました。

日:2015年9月14日(月)
天候:秋晴れ
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間(sabuさん、kaorinさん)

コース:有馬里駐車場・・魚屋道登山口・・炭屋道分岐・・魚屋道・・一軒茶屋・・全山縦走路・・極楽茶屋跡・・紅葉谷・・百間滝分岐・炭屋道取り付き点・・炭屋道・・魚屋道・・有馬里駐車場・・金の湯・・有馬里駐車場

概念図


山歩きデータ


有馬里駐車場
自宅から車で1時間少々で有馬温泉の「六甲有馬ロープウェイ」有馬温泉駅近くの「有馬里駐車場」に到着。平日の為か他にほとんど駐車しておらずガラガラでした。 出発準備をしていると、同行者のハットには先日宍粟50名山の完登を果たした記念バッチが取り付けられており、ハクを付けていました。
魚屋道(ととやみち)登山口
有馬側の登山口には「魚屋道」と書かれた標識が見あたらず、「太陽と緑の道」と書かれた道標がやけに目立つ。
「太陽と緑の道」って何ですか?「魚屋道」の名の方が歴史が有るので大きく書いておいて欲しい。なおかつ六甲北斜面に太陽・・の道の命名は似合わない。
登山口近くに「虫地獄」と彫り込まれた石が有った。
何の事かと調べて見ると、温泉の影響で虫が沢山死んだので虫地獄と名付けられていたとの事でした。
魚屋道をしばらく登ってくると六甲山系でおなじみの標柱が現れた。この標柱には「魚屋道」(太陽と緑の道)と、魚屋道が主体に書かれていました。
炭屋道分岐に掲げられていた標識
ロープウェイ駅〜紅葉谷の炭屋道分岐までは土砂崩れの為に通行止めになっています。迂回路として炭屋道が指定されているが、帰路に使用すると約120mの標高差を登り返すアルバイトをしなくてはならない。
炭屋道分岐の道標 山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)
この花はホトトギスと思っていたら、どなたかのHPでヤマジノと書かれていた。 どちらが正しいのか調べると両方正しいヤマジノホトトギスだった。
登山道の幅もたっぷりとある(いにしえ)の古道である魚屋道(ととやみち)を六甲山へ
魚屋道とは昔、魚屋さんが海側から六甲山を横断して有馬温泉に最短距離で魚を運んでいた道との事です。
細いルートが尾根につけられていた。 山友2人はこの細い尾根を登っていったが 私は冒険せずに魚屋道の広い道を進む。 尾根道は近道だったらしく、私は遅れて合流出来ました。
何だか負けた気がした。
頂上近くの魚屋道 歩き初めて約1時間50分 六甲越えにある一軒茶屋前の広場に到着。
山頂への舗装道路(旧米軍施設が有った頃の道路?)を進む
秋晴れのいい天気で気分も良い
山頂近くから望む、大阪方面の町並み
自衛隊の六甲無人通信中継所施設
六甲山最高峰(一等三角点 点名:六甲山 931.3m)で記念撮影です。
六甲最高峰から少し戻った所から、ガーデンテラス(旧稜雲台)方面へ全山縦走路に入る。 全山縦走路は忠実に尾根に沿っており、結構アップダウンがある。 全山縦走路は何度かドライブウェイを串刺し状に横切っており、車やバイクに注意が必要。
尾根沿いの全山縦走路は何度もアップダウンが有るので、道路を歩いた方が体力的にも時間的にも優位の様です。 六甲最高峰〜ガーデンテラス(旧稜雲台)間の全山縦走路は神戸市より「六甲山自然歩道」に指定されている。
少しは道路を歩くが、その先からはまたまた稜線尾根に取り付かねばならない。
極楽茶屋跡の道路を挟んだ展望所(大阪市街の高層ビルと瀬戸内海が見渡せる)
此処で昼食 
極楽茶屋跡から紅葉谷を下っていく 昨年(2014年8月10日)に兵庫県に上陸した台風11号により紅葉谷の多くの箇所が崩壊したらしい。現在は大部分が通過出来るように整備されたが、紅葉谷の上部も少し荒れています。
紅葉谷上部の渡渉地点
従来の七曲滝へのルートは崩壊しており通行止め。現在の紅葉谷ルートは迂回ルートが整備されていた。 で、百間滝への分岐より20mほど上部に「七曲滝の落ち口」への細いルートが伸びていたが、チョット躊躇する様なルートだったので引き返してしまった。 紅葉谷下部(白石谷分岐より下)にも多くの倒木が積み重なっており、綺麗な紅葉谷ルートも無惨です。
花の名前? 花の名前?
炭屋道の分岐からロープウェイ駅方面は現在も通行止め  
炭屋道の急坂を登り返し、魚屋道へ約15分のアルバイト
無事に魚屋道登山口に帰ってきた。 有馬里駐車場に戻り、改めて「金の湯」ツアーの開始です。
有馬温泉街を見学しながら「金の湯」を目指して歩いていると、こんな所を見つけました。 こんなの有るんだ! 有馬温泉のメインストリート
日本語に混じって、中国語や韓国語があちこちから聞こえてくる。
金の湯に入っても国際色豊かでした。
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