梅雨の晴れ間を狙った 伯耆大山  まさかの雲海大展望


梅雨の真っ最中だが今週末は日本百名山の八経ヶ岳(大峰山)もしくは伯耆大山を検討し、日々天気予報サイトの「てんきとくらす」をチェックしていました。
この時期は天候が不安定なのか?天気予報をチェックするたびに予報内容が猫の目の様にくるくる変わり、行き先をなかなか絞り込む事が出来ません。
前日の午後になってからの予報でどちらも雨の心配が無い予報になりましたので、今回は大山に行く事にしまし。
八経ヶ岳は次回の楽しみに残しておくことにする。

日:2018年6月16日(土)
天候:曇りのち晴天 

コース:南光河原駐車場・・夏山登山道・・山神社(5合目)・・6合目避難小屋・・頂上台地・・頂上記念碑・・弥山三角点・・頂上記念碑(昼食)・・石室・・6合目避難小屋・・元谷分岐・・元谷・・大神山神社・・大山寺・・南光河原駐車場・・豪円湯院(入浴)・・南光河原駐車場

概念図


歩行データ


AM7:20分頃に南光河原駐車場に到着。ほぼ満車に近かったが何とか数台の空きスペースが有ったので駐車できました。(駐車料金は冬期以外は無料)) 早速、山歩きの準備をし、夏山登山道から山頂(弥山)を目指します。
トリアシショーマ
参道の様な石畳の登山道を登り始めると、登山道の両脇には種々の花が咲いています。
ウリノキ
氷ノ山の仙谷コースでよく見かけた花です。
1合目〜2合目(標高930m付近)の自然林 960m付近の自然林
3合目〜4合目(標高1,020m付近)の山毛欅林 
出発時は曇っていたが、樹間から青空が見えてきた。
木階段の急坂が続くが、頭上の晴れ間に勇気づけられます。 元谷分岐 
分岐標識の頭部に変な物が取り付けられています。よく見てみると「登山者自動位置確認システム」実証実験中と書かれている。
これって何  帰宅後ネットで調べたページをリンクさせておきます。
興味の有る方は上記をクリックしてください。
雲海の出現 
五合目近くまで登ってくると少し展望が開け、何と下界は雲海が一面に広がっていました。(絶景です)
なるほど、下界から大山を仰ぎ見た時は雲に被われていたので、今日の天候は今一と思っていたのですが雲海に被われていたのです。 雲海を抜けると雲一つ無い大山ブルーの青空が広がっていました。
六合目の避難小屋前 六合目避難小屋と弥山への稜線
六合目避難小屋前から望む剣ヶ峰から三鈷峰(さんこほう)に続く稜線
雲海がアクセントになり絶景です。
避難小屋からも木階段の急坂が続くが、梅雨時期にはまれな大山ブルーが広がってラッキーです。
雲海を背にして登っています。 7合目〜8合目(標高1,480m付近) 
標高1,500m付近です。
頂上台地までは標高差で約100m。もう少しです。
頂上台地手前の急坂
急坂ですが、展望は抜群なのです。
8合目の頂上台地に到着
頂上までなだらかな木道歩きです。
頂上台地の木道
頂上目前 
頂上記念碑到着です。 アカモノ
弥山の三角点へのルートには「アカモノ」が沢山咲いていたが、お目当てのイワカガミは既に遅しでした。
弥山(みせん)の三等三角点(点名 大山1709.36m)
画面奥には、天に鋭く突き上げている様な姿の「烏ヶ山(からすがせん)」も見えています。
大山最高峰の剣ヶ峰(1,729m)と烏ヶ山(1,448m)
上記写真にポインターを合わすと、今年2月に訪れた積雪期の写真を表示します。
弥山の三等三角点「点名:大山 1,709.36m」で
上記写真にポインターを合わすと、今年2月に訪れた積雪期の写真を表示します。
頂上記念碑前で絶景を眺めながら昼食を摂り、下山します。
下山時は頂上台地の周回コースを計回りで下って行く。
足下の雲海が薄くなり、米子市街が少し見えてきた。
米子市街と日本海(美保湾)、さらに中湖や宍道湖もうっすらと見えてきた
いよいよ絶景の頂上台地とお別れです。
6合目辺り迄下ってきました。
往路時は雲海に被われて元谷は見えなかったが、雲海が切れて元谷まで見渡せます。
上記写真にポインターを合わすと、積雪期の写真を表示します。
元谷(もとだに)」目指して山毛欅などの自然林を下って行く 
元谷の河原からの大山北壁←ビューポイントです。
上記写真にポインターを合わすと、今年2月に訪れた積雪期の写真を表示します。
元谷からの大山北壁の全景
本当に此処は登山者も少なく、写真撮りのビューポイントなのです。
さらに大山北壁を背に写真撮り ←ひつこいですが・・このアルペン的な景色は絵になるのです。 
大神山神社に向かって沢沿いのルートに入る 大神山神社(おおがみやまじんじゃ) 
ここから日本一長い参道を大山寺のお寺経由で駐車場に戻り、近くの「豪円湯院(380円)」 で汗を流しました。
大山参道市場(豪円湯院のお隣)←5月18日にオープン
お土産品購入やベーカリー等の飲食が出来るショップが新しく出来ていました。 看板をよく見ると「mont-bell FRIEND MARKET」と書かれており、モンペルも関わっている様です。近くのモンベル大山店よりも多くのお客で賑わっていました。
mont−bell大山店
こんなの見つけました(マンホールの鉄蓋)
『mont−bell大山店』正面玄関前のマンホールの鉄蓋はmont-bellのオリジナルデザインでした。
大山開山1300年を記念して作られた様です。

追加の記事です。
大山で大びっくりな二人の登山者に出会った 
 この人達、高価な登山靴なんて必要ない様です。  
◆まずは一人目(下駄) 
履いているのが山靴ではなく、相当履き込んだ下駄を履いて降りてくる人に出会った。 ゲタですか・・修験者ではなく普通の人でしたよ。
◆二人目はさらにすごい(素足) 
私が下山中に両足共に何も履かずに裸足のまま登ってくる外人さんに出会った。 岩がごつごつした登山道なのに・・
とりあえず
Are you from Country?
と尋ねると、カナダ人でした。 私が簡単な英語で訪ねたので英語でぺらぺらと話されたが良く解らない仕草をすると、何と、癖のない日本語で話して来るではないか←日本語もぺらぺらでした。
素足の方が気持ちよく歩けると言われるのですが・・ほんまかいな??
そのまま素足のまま登って行かれましたよ。
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