八ヶ峰(はちがみね)


二週間前、大御影山を訪れた際に「芦生の森」や「八ヶ峰」に行きたいとの話題が出ていたのをきっかけに、久しぶり参加の妻と山仲間を誘って八ヶ峰を訪れてきました。
当日訪れるまでは、この山の名前八ヶ峰(ハチガミネ)を「やつがみね」と間違って呼称していました。
八ヶ峰は山頂より八国(能登、加賀、越前、近江、丹波、丹後、山城、若狭)の展望が有るとの由来らしいですが、本日雲一つ無い快晴にもかかわらず八国の山々が展望出来ていたのか解りません。

日:2010年11月21日(日)
天候:快晴
登山者:4名

山歩きデータ: 登り累標高差 353m  下り累積標高差 706m  歩行距離 5.64Km
          歩行時間  登り 1時間30分  下り 1時間40分  計 3時間10分(除く 昼食)  

コース
姫路西IC==小浜西IC--スーパー農面道路--R162--八ヶ峰家族旅行村--染ヶ谷林道(遊車道ビレッジライン)--五波峠9:30・・・旅行村コース分岐10:40・・八ヶ峰(11:00-12:00)・・旅行村コース分岐・・林道出合い13:00・・休暇村登山口13:40--小浜--スーパー農面道路--小浜西IC==姫路西IC



舞鶴道の小浜西ICを降りてR27号線を小浜方向とは反対に左折し、約1Km弱の鯉川の信号を左折、踏切を渡って細い集落内の道を抜けるとスーパー農面道路にでます。この農面道路を通って、R162に乗っかり名田庄町経由で、さらに八ヶ峰家族旅行村から始まる名田庄谷林道(ビレッジライン)を車で登って来ると、姫路から約3時間で八ヶ峰の登山口である「五波峠」に到着です。 五波峠の駐車場には既に2台の車が駐車されていました。我々も山歩きの準備をし出発です。五波峠からはなだらかな稜線が八ヶ峰まで延びています。紅葉は終盤でほとんどの木々は葉を落としていますが、雰囲気の良い自然林が続いています。
山歩きが久しぶりの妻は良いコースと喜んでいました。
ブナは全て葉を落としていますが、葉を落としたブナ林を歩くのも、なかなか気分の良い風景です。 一部紅葉が残っている所で女性陣の記念撮影です。
ブナの疎林に紅葉の木々が混ざり良い風景をかもし出しています。
八ヶ峰の頂上までは6つの小さなピークを越えて行かねばなりません。
いずれも小さなピークで緩やかな稜線歩きのアクセントになります。
縦走路の鞍部に到着。この鞍部からの谷も自然林が広がっており、同行者は写真撮影に急がしそうです。 紅葉樹林の落ち葉で埋めつくされた山肌には下草が全く生えておらず、葉を落としたブナやミズナラの疎林歩きは感動ものです。
自然林の稜線歩き。今回初めて同行して頂いたベテランのMさんに先導してもらっています。
Mさんは「よろずや山歩き」のブログ主宰者です。
根元から二股に分かれたブナの大木に隠れる「八ヶ峰」
ブナと紅葉を残したもみじ
青空に映える紅葉 家族旅行村分岐
自然林の歩きに足を止められるばかりの稜線歩きを1時間10分要して家族旅行村からの登山道と合流しました。
下山時は五波峠へ車を回収に行く私以外のメンバーは家族旅行村コースを下山します。
家族旅行村ルートの合流点からもブナ、ミズナラ、赤松が混在する自然林の疎林が続いています。 山歩き久しぶりの妻も頑張っています。
頂上手前に少し息が切れそうな坂道が有りますが一がんばりで頂上です。
八ヶ峰(900.1m)頂上
ここで1時間の昼食タイムをとり、雲一つ無い360°の展望を楽しみます。
頂上からの展望
八国の山々と若狭湾や小浜湾の日本海が見渡せているはずですが、この地域の山々をあまり知らないので日本海の一部と若狭富士と名付けられた双耳峰の「青葉山」のみ認識出来ました。
青葉山は修験者の山で麓に西国第二十九番霊場「松尾寺」が有ります。
下山時の家族旅行村コース ここもブナやナラの自然林が豊富な所です。
後ろのブナはこのコースのシンボリツリーで幹が直径1mの大木です。
家族旅行村コースと林道の合流地点。ここから葛折りの林道を下ります。 私のみ五波峠へ駈け下り、車を回収してビレッジラインを家族旅行村登山口にメンバーを迎えに行きましたが、メンバーはまだ登山口まで到着しておらず、少し林道を歩いて迎えに行くとわずかの時間で合流出来ました。お疲れ様でした。
今回の山歩きは時期的に紅葉のピークは過ぎており、あまり期待はしていませんでした。しかし、葉を落としたブナ林やナラが混在した疎林帯の予想外の美しい稜線歩きに参加メンバー全員大満足出来ました。
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