秋色始まった  三室山大通峠からの古道を周回


今年3月の積雪期に訪れた三室山を周回するコースに秋の兆しを求めて訪れてきた。
このルートの大通峠(おどれとうげ)への古道部は積雪期に何度か通過した事は有ったが、無雪期の状況を知りたくて挑戦してきました。

日:2017年10月8日(日)
天候:晴れ
山歩きスタイル:単独

三室山周回概念図


歩行データ


三室高原の駐車場から仰ぎ見る三室山
今日はこの駐車場(標高 640m)を起点に三室山→大通峠を周回する。
三室高原の林道を通って三室山の登山口を目指す。
もう少し上にも数台の駐車可能なスペースが有るので、三室山ピストンの登山者は上の駐車場に止められる方もいます。
三室山登山口(標高 840m) 宍粟50名山の標柱有り
駐車場から林道歩きで標高差約200mを30分弱で登ってきた。
積雪期は此処から尾根を直登するが、夏道は沢沿いに登っていく。
大岩(標高 1,200m)
沢沿いから外れて尾根をトラバース気味登り、積雪期ルートの尾根に合流する。 ルートは尾根をジグザグに登るようになり、ほどなく大きな岩が立ちはだかる日本庭園の様な所に達する。
大岩庭園
この辺りまで登って来ると傾斜も緩み歩きやすくなった。
登山道から少しだけ外れて展望岩(標高 1,225m)に上がると、ここはカメラポイントです。
展望岩からの南方面パノラマ 
展望岩から望む竹呂山への縦走尾根 
展望岩に立つ
最近岩場に立つと滑落の危険性におびえてしまうのは何故でしょうか・・
このルート一番の難所の鎖場(標高 1,230m) 
無雪期でも登るのに苦労するので、積雪期はここを迂回します。  上の写真にポインターを合わすと積雪期の写真を表示します。
赤い実が鈴なりの木 
頂上付近は秋色が始まっています。
頂上直下の紅葉風景 
頂上直下の紅葉風景 
上部は一週間後ぐらいが紅葉の最盛期になりそうです。
三室山頂上へのプロムナード 
駐車場から約2時間で誰も居ない頂上に到着
三室山頂上一人締め
マウスポインターを上の写真に合わすと、今冬(3月)に訪れた時の写真を表示します。
頂上で少し早い昼食を摂っていると地もとの山崎町から来られたご夫婦が登ってこられた。 少しお話をしたのち、私は大通峠(おどれとうげ)目指して県境尾根を西に向かいます。
鳥取県と兵庫県の県境尾根の展望 
今夏に何度か訪れた「東山(とうせん)」の頂上付近は少し雲がかかっている。
大通峠へと続く県境尾根名物の笹平原
笹は昨日の雨で少し濡れており、山ズボンの下部はびしょ濡れ状態になってしまった。←直ぐに乾いたが
笹平原からの展望
笹の背丈は膝下ですが、少し高くなって来た様に感じます
紅葉樹
逆光で上手く紅葉が写らずシルエットになってしまった。
笹平原を踏跡を辿って下るのですが、枯れ木のオブジェが目標物になる。
笹平原から振り返った三室山
頂上付近だけが紅葉しています。
マウスポインターを上の写真に合わすと、今冬(3月)に訪れた時の写真を表示します。
このコース名物の「枯れ木のオブジェ」
マユミ」の木にピンクの実が鈴なりです。
羊歯(しだ)平原の草紅葉(くさもみじ) 羊歯平原から振り返った三室山
P1145m辺りでも充分紅葉しています。 大かつら
赤く紅葉した木々  と「くらます(1282.1m)」
羊歯の草紅葉尾根 「転換点」を過ぎると山毛欅の大木林に出会える
山毛欅の黄葉は未だ始まっていませんでした。
大通峠近くまで下って来た場所からの三室山 大通峠(おどれとうげ)(標高 1,03m)のお地蔵様
三室山から約1.5時間弱で大通峠まで下ってきました。
大通峠のカーブミラー
大通峠から千種町側に100m程舗装林道を歩くと、カーブミラーがある。このカーブミラーが峠古道の入口です。
峠古道入口概念図
カーブミラーの左手に(そま)道の様な踏跡が有るので、ほんの数メートルのみ入り込み、直ぐに右手の尾根に乗る。
踏跡をそのまま辿ると道迷いとなるので注意が必要。(ネットの山行記録で何人かが迷ったとの記録有り)
尾根に乗り、しばらく下ると溝道が現れるので、尾根から外れてこの溝道を辿る。 この溝道が峠古道です。
大通峠への古道(古人が通い、掘れこんだ溝道) 突然最近出来た作業道に出てきた。
この作業道は重機が通るので泥道の様になってしまっている。
登山靴が泥だらけになってしまった。
さらに広い作業道に合流
作業道脇に咲いていた「あけぼの草」
やっと完全舗装の林道(大通峠に繋がっている)に合流 この舗装林道を1.4Km歩きました。 三室高原駐車場
大通峠から丁度1時間で到着出来ました。 今日は頂上でご夫婦一組とお会いしただけだが、駐車場には多くの車が停まっていました。おそらく三室山をピストンされる登山者の車の様です。
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