雪女(さん)に再び遭遇 三室山 1358m


全国的に晴れそうだったので2014年2月以来3年ぶりに積雪期の三室山周回コースに単独で挑戦してきた。
頂上で出発準備中に顔を上げるとひっそりとたたずむ単独女性が・・、今年1月14日の雪降る龍野市の大倉山東尾根でたたずむ雪女(さん)と再び遭遇。ビックリです。

日:2017年3月11日(土)
天候:小雪→曇り→晴れ
山歩きスタイル:単独

コース
竹呂林道分岐駐車ポイント・・三室高原(スノーシュ装着)・・三室山登山口・・積雪期限定ルート(尾根直登)・・石の庭園・・鎖場巻きルート(アイゼン装着)・・竹呂山縦走路分岐・・三室山(スノーシュ装着)・・大雪原・・P1145m・・転換点ポイント(昼食)・・P1111m・・大通峠(おどれとうげ)・・旧峠道・・林道出合い・・三室高原分岐・・竹呂林道分岐駐車ポイント

概念図


歩行データ


竹呂林道分岐 8:26
此処までしか除雪されていません。数台の車が駐車されていたが、竹呂山経由及びデポジットされている車で、三室山へのルートには踏跡が有りませんでした。
小雪が降っているが、三室高原の整備された林間を壺足で登っていく。
三室山登山口(宍粟50名山標柱箇所)から積雪期限定の尾根ルートを登るが、頂上直下まで激坂が一直線に続きます。 激坂を一直線に登る私のスノーシュ跡。  実は此処までの激坂は「所の口」だったのです。
大岩
激坂との格闘約1時間30分で石の庭園入口付近の「大岩」にやっと到着。
「石の庭園」付近は少し傾斜が緩み、樹林帯になるが鎖場付近の超激坂が待ちかまえていたのです。
前回、2014年2月に登った折りの「鎖場」迂回ルート写真(雪は締まっていた)
今回、同じ迂回ルートを登ったが、新雪が30cmほど積もっており、とてもスノーシュで登れませんでした。
標高1,300m辺りの雪尾(セッピ)
「鎖場」の迂回ルートはスノーシュでは歯が立たず全く登れません。 滑落の危険性もあるのでスノーシュを外し、持ってきていた12本爪アイゼンに履き替えて何とか鎖場付近の危険個所を乗り越えました。 写真の辺りもまだまだ激坂で一部はアイスバーンも露出していたので、12本爪アイゼンのまま頂上を目指します。
「鎖場」上部辺りから望む竹呂山へ続く縦走尾根
積雪期にこの尾根を縦走する場合のネックになる岩峰も見えていますが、この岩峰も越えなければならないのです。
竹呂山への縦走路分岐手前の雪原尾根(標高1,320m辺り)
ここまで登って来れば危険地帯も脱出し、頂上も間近となるので一安心です。
竹呂山分岐辺りの雪原で今日初めて出会った山崎町の男性。
大通峠ルートにお誘いしたが、私が付けてきたトレースを辿って下山されるとの事でした。
ガスに煙る三室山(1,358m) 11:20
頂上でスノーシュに履き替えたりして下山準備をしていると、背後にひっそりたたずむ女性(雪女?)が居られてビックリしました。 何と今年1月に珍しく雪が積もる龍野市の大倉山の東尾根で出合い、「雪女では」と思ってしまった女性でした。
三室山の西尾根雪原を下る雪女さん
雪女さんの正体は「龍野市のH」さんでした。 先週に続き竹呂山から単独で三室山まで縦走され、私と同じく大通峠経由で下山されるとの事なので、同行をお願いしました。
西尾根雪原の霧氷林
ガスで見通しが悪く、三室山頂上からスタート時点で少しルートを外しており、Hさんの指摘でルート修正出来ました。(概念図参照)
ガスが晴れてきた。
おかげで三室山西尾根の大雪原の絶景を楽しめます。
西尾根の雪原から振り返った三室山
三室山がら下山開始時ルートを外していたが無事に西尾根に乗っかる事が出来た。
写真に名物の「枯れ木のオブジェ」が写っているが、気が付かず通り過ぎていました。
雪原から望む天児屋山
「くらます」や「東山(とうせん)」等の高山はまだガスに隠れたままです。
雪原下部を闊歩する。
雪女さんにシャッターをお願いしました。
「転換点」手前の雪原下り(標高1,340m辺り)@
「転換点」手前の雪原下りA
大通峠(おどれとうげ)」手前の樹林帯雪原を下る雪女さん
大通峠のカーブミラーと三室山
カーブミラーの所から右折して「旧峠道」を下ります。 私はこのコースは久しぶりなので雪女さんにガイドして貰いました。
カーブミラーで最後の写真撮り
此処からは旧峠道をひたすら下り、林道出合いから重たくなった雪道を踏んで無事に駐車場所に到着しました。 でも三室山への一人ラッセルで足を使いきっていたので、本当に疲れました。
GPSデータによる歩行Graph(カシミールより)
歩行距離10.6km 累積標高差1087m 
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