西穂高岳


今年の夏山歩きを何処にするか仲間と相談した結果、西穂高に決定しました。西穂高ロープウェイを利用すると西穂山荘までは1時間30分程度の登りだけですので久しぶりにテントを持って行くことにしました。
出発予定の間際まで全国的に梅雨末期の大雨が降っていましたが、参加者のひたすらな願いとテルテルボウズのおかげで「海の記念日」に続く3連休に晴れ間が戻って来てくれました。
当初予定の3連休初日は北アルプスの天候回復が遅れているので登山日を連休2日目からに順延させたおかげ晴天に恵まれた山歩きが出来ました。


日:2010年7月17日(土 移動日)〜7月19日(月)
参加者:5名

7月17日(移動日)
姫路西IC(13:00)===飛騨清見IC==高山---平湯--新穂高温泉(深山荘 露天風呂入浴)---鍋平登山者用駐車場(車泊+テント泊)

1日目(7月18日)
天候:晴天
コース:鍋平駐車場・・・・新穂高ロープウェイしらかば駅8:15~~~~西穂高口駅9:00・・・・西穂山荘10:30(テント設営)11:15・・丸山11:30・・(昼食)・・・西穂独標12:35-13:00・・丸山・・・西穂山荘14:15(4名宿泊)  1名のみテント泊
山歩きデータ:
歩行距離 4.5km 登り累積標高差 603m  下り累積標高差 382m  歩行時間 約4時間

クーポン冊子
姫路から新穂高温泉に到着した時点で、「深山荘」の露天風呂に入りに行ったおりに、受付の方から進められたのがクーポンマガジン「奥飛騨の達人」と書かれたクーポン冊子です。奥飛騨温泉の入浴チケットなどの色々な割引クーポンが付いています。
1冊100円ですが、新穂高ロープウェイが往復券で300円の割引になり1冊で5名まで利用出来ます。100円の投資でロープウェイだけでも300円×5名で1500円もお得なクーポン冊子でした。
新穂高ロープウェイ往復チケット。裏面にはロープウェイから望める北アルプス北部のイラストが描かれている。
前夜に鍋平の登山者専用駐車場に到着し、車とテントで仮眠。
ロープウェイのしらかば平駅まで10分程度離れていますが駐車料金は300円でロープウェイ乗車券購入時に支払う自己申告制度です。
ロープウェイ駅に1時間程度並んで朝一番(AM8:15)発のロープウェイで標高2156mの西穂高口駅まで一気に上がってきました。
西穂高口駅周辺で早速「キヌガサソウ」が出迎えてくれました。
西穂高口駅で山歩きの準備を整え、千石尾根を登り始めます。最初は木道もある針葉樹林帯の中を小さなアップダウンが続き、そのうち本格的な登りが待っていました。
苦しい登りの合間にはどっしりとした笠ヶ岳が現れ、疲れを癒してくれます。
ジクザクに付けられた急坂を辛抱して登ってくると緩やかな道になり西穂山荘に到着です。
テント設営の手続きをし、周囲をお花畑で囲まれたテント場の一番奥側に砂地の平らな場所を見つけてテントの設営を済ませました。サブザックの身軽なスタイルで今日の目的地「独標」に向かいます。
西穂山荘からは岩場の急登が待っていますが15分程度で「丸山」到着です。丸山まで上がってくると森林限界を越え、視界は一気に開けて焼岳と乗鞍岳が美しい姿を現しました。
イワツメグサ
稜線の岩場のいたる所に集団で咲いています。
丸山辺りからの上高地俯瞰。 上高地は登山者や観光客で混雑しているだろうが、ここからは人の姿は見えません。
丸山辺りからの絵に描いたような山岳風景
  しかし、ここからの小石混じりのジグザグ登りは結構しんどい登りだ。
奥穂から前穂の核心部 雄大な山容の笠ヶ岳から続く裏銀座の山並み
丸山から独標手前のピークまでは小石混じりのきつい登りが続く 西穂の独標は人気の山。 頂上へ登山者の列が出来ている。
独標は大きな岩山のピークで直下のルートも滑り易い岩場になっています。下山者とのすれ違いに手間取りましたがやっと到着できました。狭い独標のピークは人であふれており記念撮影も順番待ちのようになっています。 午前中はくっきり姿を見せていた笠ヶ岳周辺には山の常識どうり午後になると雲が湧いてきました。  
西穂高岳頂上からの穂高連峰核心部 この景色を堪能しました。
独標から明日に登る予定のピラミッドピーク西穂高の険しい山姿が立ちはだかっています。こんな所を登れるのだろうか少し不安にはなりましたが、明日のお楽しみにし今日はここで西穂山荘に引き返します。
ハクサンイチゲ ゴゼンタチバナ
マイズルソウ クルマユリ
この花の名前はわかりませんでした キヌガサソウ
この花の名前はわかりませんでした カラマツソウ
ハクサンフウロ シナノオトギリ
夕暮れ時に雲が茜色に染まる。(西穂山荘テント場)
明日の晴れが約束されているようです。
西穂山荘の脇にあるテント場。PM7:30頃に日か落ちるので明日のAM4:00に起床するとしても8時間30分も寝なければなりません。私は山に入ると気分が高揚してなかなか寝られないのですが、睡眠導入剤を少し分けてもらったのを飲み寝袋に入ると翌朝の4時までぐっすり寝込んでしまっていました。
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