残雪期の 扇ノ山 (雪たっぷり


2017年のゴールデンウィークまっただ中に残雪を求めて広留野高原から扇ノ山に登ってきた。
通年ならば、とっくに雪解けが終わって新緑に被われているのですが、今年は雪解けが遅く広留野高原をスタートするとのっけから雪道です。
おかげで、全山ほぼ残雪歩きを楽しめました。

日:2017年5月4日(木)
天候:晴天 
山歩きスタイル:単独残雪歩き

コース
広留野高原登山口・・来見野橋・・中国自然歩道・・東因幡林道・・扇ノ山林道・・畑ヶ平登山口・・河合谷コース合流・・扇ノ山・・扇ノ山北斜面(積雪期限定)・・畑ヶ平コース合流・・畑ヶ平登山口・・東因幡林道・・来見野橋・・砂地展望地・・広留野高原登山口

概念図


歩行データ


駐車地点からの展望
広留野高原最上部(一般道行き止まり地点)に駐車する。
私が到着した時点で2台の先着車あり。 1台の車のグループが出発準備をされていたが、単独の身軽さで先に出発しました。 のっけから広留野林道も残雪歩きでスタートです。
中国自然歩道に入るとこの様に木の枝が邪魔で、かいくぐって歩かねばならなかった。 来見野橋まで下る途中の残雪と新緑
このルートの名所「来見野橋」 渡りきると早速雪の急斜面の登りが待っていた。
この雪の急斜面で滑リ落ちると、来見野川にドボンで流されてしまう。
何時も思うが、ここは河童が出てきても不思議でない雰囲気です。
中国自然歩道の残雪と新緑
中国自然歩道から東因幡林道到着 
道標も雪面より下になっています。
東因幡林道の残雪
東因幡林道の雪道をスノーシューを担いで歩く自分撮り
東因幡林道の残雪と新緑風景@
東因幡林道の残雪と新緑風景A 東因幡林道と沖ノ山林道の合流ポイント 
扇ノ山林道でこの付近(標高950m)の距離200m程だけ雪が無くかった。 この付近以外は全て雪道だったのです。 長い雪道林道歩きが終わり、畑ヶ平登山口到着 
ここは鳥取県と兵庫県の県境に位置します。
畑ヶ平コースに入ると登山道は全く雪の下でルートが全く解らない。
その上、木の枝などが障害物となり何処を歩けば良いのやら??
私が歩いた夏ルートをGPSナビゲーターにダウンロードしていたので、GPSを見ながらルーファイです。
畑ヶ平の高原野菜畑は未だ雪の下
広留野高原の野菜畑は既に雪は無く、畑の耕しも終わっていたのに・・こちらの方が標高で約150m高い
たぶん「タムシバ」 畑ヶ平の野菜畑と山毛欅と青空
畑ヶ平コース中腹の雪原と山毛欅(ぶな)
山毛欅林と雪原パノラマ@
稜線(河合谷コース合流点)も近いと思ったが、距離で約500m 時間で30分弱もかかってしまいました。
山毛欅林と雪原パノラマ2
雪原と青空がマッチします。
稜線に近づき、扇ノ山頂上が山毛欅の林間から顔を覗かせ始めた。
河合谷ルート手前の山毛欅雪原 ルーファイとルートを妨げる木の枝のおがげで予定より約1時間遅れで河合谷コースに合流。  ここから頂上へは踏跡もあり一安心です。
下山中の登山者に遭遇(今日初めて登山者と会った) 
お願いしてシャッターを押して貰いました。
やっと頂上の「門」に到着  今だ雪でほぼ埋まっています。
上記写真にポインターを合わすと無雪期(2016年6月)の写真を表示します。
無雪期より約1時間遅れてやっと頂上避難小屋到着。 広留野高原で出発準備をされていた高砂市の5人ほどのパーティもほぼ同時に到着された。(扇ノ山の北斜面を直登されてきたのです。 私はこのルートを下山に採用する。) 昼食を摂った扇ノ山避難小屋2階の窓から望む「氷ノ山」
2階はBCスキーヤーの2名が居られたが、大半の登山者は季候の良い屋外でランチタイムを摂られていた。
定番、頂上での記念撮影
何度この場所で写真を撮った事やら・・ でも残雪期は久しぶりです。
下山は扇ノ山北斜面を直接畑ヶ平コースに合流するルート(積雪期限定)を下ります。(このルート初挑戦)
扇ノ山の北斜面をBC(バックカントリー)で滑っていたSkier  滑っては登り、滑っては登り、ご苦労様です。 でも血が騒くのは何故でしょう。 扇ノ山頂上直下の北斜面で左写真のSkierにシャッターをお願いしました。
扇ノ山への登りは全て壺足だったが、下り時は雪も緩んできたので来見野橋までスノーシュー歩きです。
扇ノ山頂上直下の北斜面をほぼ下ってきた。
一度だけ転んで、この時に体重を掛けてしまったストックの1本が破損してしまった。(泣き
下山時のバラバラ漫画風自撮り写真@
下山時のバラバラ漫画風自撮り写真A
畑ヶ平登山口到着
暫し休息です。
帰路の東因幡林道を歩く(自撮り)
来見野橋まで戻ってこれた。 来見野橋から見下ろす「来見野川」
雪解け水で大量の水量です。 誤って落ちると水量が多い上に、直ぐ近くに大きな滝があるのでまずは助からないです。
雪の融けた斜面にイワカガミが沢山花芽をつけていた
砂地展望地から望む「仏ノ尾」方面 駐車場所に生えていた「土筆(つくし)
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