飾西富士(遠山/鷹山)


姫路市の飾西に富士山の姿に良く似た低山がありますが、名前が解らず私は勝手に「飾西富士」と名付けていました。
登りたくなり、登り口が何処に有るのか山の周囲を注意深く探したのですが全く解りません。もしかすると登る道など無いのかと思っていましたが、山歩き仲間に相談した折りに「星の子館」の辺りから登れるのでは?との情報を得ていました。
何度か星の子館周辺を歩いて登り口を探していたのですが、とある遊歩道の一角に飾西富士へのルートとおぼしき古いテーピングを見つけました。
この折りには細いルートの途中まで探索に出かけたのですが頂上には到達できず、先週は鎌を持参して、枝や下草を払いながらやっと頂上まで辿りつく事が出来ました。頂上には「遠山」と書かれた小さなプレートが有りました。
この時はカメラを持って行って無かったので、今回改めてカメラとマーキング用の赤ビニールテープを持って行き、自然の森の展望デッキコースと組み合わせて再度登ってきました。
この山はネットで調べていると飾西高校の校歌では「鷹山」と歌われているらしく遠山又は鷹山どちらが正しいのかは解りません。
日:2010年10月2日(土)
天候:晴天
山歩きスタイル:単独 コース探し


東方から見た飾西富士(勝手に名付けた)。 東尾根に何となく道が道が有るように見えるので、JR姫新線余部駅周辺を探しましたが登り口のルートは見つかりませんでした。 飾西のR29号線辺りからは、より富士山の形に似た姿をしています。
姫路市の自然観察の森山頂と飾西富士が揃い踏み
自然観察の森側の山には縦横無尽に遊歩道が整備されていますが、飾西富士側には遊歩道はほとんど有りません。
兵庫県立飾西高校の奥にある「姫路市自然観察の森 飾西入口」。今日はここから入山します。  自然観察の森山頂と飾西富士に挟まれた谷沿いの遊歩道を緩やかに登っていきます。ここは多くの人が散策に訪れており、山歩き姿で歩いていると少し大げさな格好になってしまいます。
ヤンマ池脇にある観察小屋 湿地を観察するための木場道
湿原?  休憩用の東屋も見えています。 小さな峠を越えて桜山貯水池のほうへ下って行くと「こともの館 工作館」に入ります。
こどもの館 工作館から「ふれあいの小径」を本館の方へ向かいます。 ふれあいの小径の途中にある「モニュメント」
「モニュメント」脇の展望場所からの桜山貯水池展望 
こどもの館本館に到着 こどもの館 本館のすぐ脇に変なモニュメントが設置されたロータリーが有ります。この奥に「星の子館」へ続く「森の小径」が有ります。
こどもの館側の「森の小径」入口  森の小径からは飾西富士の尾根まで登りになっています。
森の小径を登ってくると道はなだらかになり、森の小径の最高地点辺りに枝道が現れ、分岐の枝にテープのマーキングが有ります。ここが飾西富士への西尾根ルートです。 ここに分け入ります。 分岐からしばらくはトレイルもしっかり付いていますが、そのうちシダが茂る藪道になってしまいます。基本は尾根を外さないように稜線を登っていきます。
テーピングマーク作業
先達が付けられたマーキングが所々にありますが、わかりにくい所も多く有るので新たに赤テープのマーキングを付けていきました。
私が付けていった赤テーピング
一人歩きの場合、自分撮り写真は2つの方法を利用しています。
自分撮り1
デジタル一眼レフカメラの場合は三脚にカメラをセットし、テレビのチャンネルリモコンと同様のカメラ用リモコンを利用してシャッターを切っています。
このリモコンシャッターを押すと2秒後にシャッターが切れるのでリモコンを押している姿を写さずにすみます。私の持っているリモコンは30mほど離れても有効なので便利に利用しています。
自分撮り2
コンパクトデジカメの場合は簡易三脚の「JOBYゴリラポット」を利用しています。
利用方法は写真の様に「だっこちゃん」スタイルで木の枝に巻き付けて固定したり、地面に三脚として設置したりしてカメラのタイマーシャッターを利用して写しています。
先達のマーキング1 先達のマーキング2 先達のマーキング3 先達のマーキング4
踏み跡程度のこんな所もルートです。 四等三角点標石
ルートは細く先達のマーキングが取り付けられていますが、それでもルートはわかりにくいので、持参してきた赤テープでマーキング作業を続けながら登ってきました。 赤テープは1巻を持ってきていましたが、頂上の直前には使い果たしてしまいました。
頂上直前には青ひものマーキングもありましたので無事に「飾西富士」頂上に到達する事ができました。
頂上には四等三角点(213.4m)の標石と杭が設置されており、枝には「遠山」と書かれたプレートが掛けられていました。 この山の名前は「遠山」と呼ばれているようです。
頂上自体は樹間に囲まれており全く展望は有りません。 少し(5m程)東に踏み跡は有りましたが行き止まりです。
この行き止まり辺りでわずかですが市街を垣間見る事ができました。結局この飾西富士に登るルートは私が登ってきた西尾根ルート以外無さそうです。
樹海からの、わずかな展望
「星の子館」
頂上からは自分の取り付けたテープや先達のマークを頼りに分岐まで戻ってきましたが、それでも下りは獣道でルートを外しそうになります。
分岐からは往路を戻らず、「森の小径」「星の子館」に下り、「竹の小径」を通って「こどもの館}」に戻りました。
自然観察の森 山頂デッキ
こともの館から自然観察の森に戻り、今日2つ目のピークの山頂デッキまで上がってきました。ここは飾西富士とは大違いで周囲は切り開かれ、東屋や展望デッキ、ベンチまで設置されています。
展望デッキからの眺望 自然観察の森から望む「遠山」
波線の西尾根を登った事になります。

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