プチ冒険山歩き 竹呂山・三室山縦走
紅葉を見に氷ノ山に行く予定でしたが既に紅葉の最盛期は過ぎているようなので、以前から訪れてみたかった竹呂山〜三室山への縦走に挑戦してきました。
竹呂山から三室山への尾根は藪が密生しており積雪期か藪をものともしない山歩きのエキスパートしか行けない限定コースでしたが、昨年あたりから地元の「宍粟50名山ガイドクラブ」のメンバーが藪の切り開きを行ったとHPで知りました。
まだマイナーなコースですが密生する藪が切り払われているので有れば、行けるところまで行ってみようと訪れて見ました。
訪れてみると密生する藪は切り払われており、マーキングテープも随所に取り付けられていましたので無事に竹呂山から三室山への縦走を果たすことが出来ました。
三室山の頂上で登山者にお会いした以外、竹呂山〜三室山間は誰にも(熊にも)会わない静かな山歩きが楽しめました。
日:2011年10月29日(土)
天候:晴れ後曇り
山歩きスタイル:単独
コース:竹呂山登山口駐車場8:33・
・・尾根コース・・谷コースへの標識9:02・・竹呂山9:36-9:50・・峠(谷コース分岐)10:02・・下ショウ台(P1240m)10:15・・・中ショウ台(P1198m)・・・P1300m・・・三室山登山道分岐11:15・・・三室山11:20-11:50・・・峠(谷コース分岐)13:00・・登山口駐車場13:55
山歩きデータ:歩行距離6.9km 累積標高差765m
歩行時間(昼食除く) 約5時間 駐車場→尾根コース1時間03分→竹呂山→15分→峠(谷コース分岐)→1時間20分→三室山→1時間10分→峠(谷コース分岐)→55分→駐車場
千種町側から三室山の登山口に向かい、「渓流荘」を500m程度すぎると小さな橋があり、右手に簡易舗装の林道分岐有ります。「竹呂山登山口」の標識が有るので右折し、林道を登って行くと林道終点部に駐車場があり竹呂山の登山口に到着する。 登山口には白い車が1台駐車されていましたが、私が下山しても未だ駐車していました。 竹呂山登山コースを周回し、三室山まで行ってきましたが、誰にも会わなかったのでこの車の主は何処に行かれているのでしょう??少し心配になってしまいました。 |
登山口からは「谷コース」と「尾根コース」が有りますが。尾根コースから竹呂山に登り、三室山からの復路に谷コースを下山します。![]() 尾根コースは登山口からいきなり急坂の細い尾根になります。 「胸突き八丁」の言葉がありますが、極端ですが、坂と胸が着いてしまいそうな急坂が「これでもか」と稜線まで続きます。 慰めは唯一自然林の中を登れるぐらいです。 登山口からの取り付きで注意が必要なのは、竹呂山の標識の有るところから谷の林に入らずに、すぐに細い尾根に取り付く事が必要です。 |
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登山口から「胸突き八丁」の急坂に取り付いて約30分で写真の標識がある少しゆったりした尾根に到着しました。一安心です。![]() |
少し緩やかになった尾根に安心していましたが、直ぐに頂上に突き上げる急坂が待っていました。 | |
頂上直下の稜線到着 激登りのおかげで登山口から標高差430mを約1時間で登ってきました。雰囲気の良いブナ林帯です。 |
竹呂山頂上 頂上には誰も居られません。 一人で自分撮りの記念撮影 |
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竹呂山からカンカケ越え方面の尾根 | ||
竹呂山頂上周辺の紅葉 紅葉していましたが、最盛期には少し時期が早かった様です。 |
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竹呂山から峠方面のブナ林![]() |
竹呂山から峠方面の雰囲気の良いブナ林 | |
峠(谷コース分岐![]() 三室山方面へはここを直進しますが、三室山への標識は有りません。三室山まで縦走出来て、無事にここまで戻って来ることが出来ますように・・・ |
峠からも踏跡![]() なんとか三室山へ縦走出来そうです。 とはいえ、何処にも標識は有りません。 |
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紅葉の縦走路 背後のピークは「P1300m」 三室山はその向こうになります。 |
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紅葉の縦走路 この風景を見たかったのです。今日思い切ってここを訪れて正解でした。 |
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朽ち果てた木に沢山のキノコが付いています。 食べられそうなキノコですが、採集は知識がないの止めておきます。 |
三室山登山道の稜線と紅葉 背後に見えるのが三室山の一般登山道となっている稜線です。 |
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ブナの黄葉が多く紅葉する木々は少ないルートですが、今日一番の紅葉が見れました。 | ||
縦走してきた尾根を振り返る。 藪は切り払われており、問題なく歩けます。藪を刈り払われた方々に感謝です。 ただ、熊には注意が必要ですので、熊よけに時折オイッスルを吹きながら歩いて行きます。 |
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縦走路から「後山」方面を望む | ||
紅葉した木々を絵画風に撮影して見ました。 | 巨木ブナの黄葉 | |
三室山が見えてきましたがP1300からの岩場下りが待っていました。 この岩場については積雪期は難所らしいですが、無雪期でもこの下りには少し腰が引けてしまう所です。![]() 慎重に通過する事ばかりに気がいっていたので、写真を撮るのを忘れていました。残念! ![]() |
三室山登山道に合流 やった! ![]() この合流点には一般の登山者が安易に入り込まない様にとの配慮で道標やマーキングは有りません。 |
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三室山頂上![]() 頂上には紅葉季節の週末にもかかわらず単独の登山者1名だけ居られました。今日初めてお会いする登山者です。 竹呂山から縦走してきたとお話すると、この方は「宍粟50名山ガイドクラブ」の方で、私が通ってきたルートの藪を切り開いた ![]() |
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三室山からのパノラマ1![]() |
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三室山からのパノラマ2![]() |
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三室山から東山(トウセン)を望む | 三室山から扇ノ山・氷ノ山を望む | |
三室山から帰路につきます。![]() 頂上で昼食を済ませて帰り仕度をしていると、女性中心(男性は少人数)の団体さんが登って来られました。聞くと中型バスで島根県から来られたそうです。 後ほど千種町の入浴施設「エーガイヤ」 ![]() |
復路時の紅葉写真 | |
立ち枯れたブナにキノコの「猿の腰掛け」が鈴なりの様に生えている。 | ||
自分撮り絵画風写真 | ||
復路時の絵画風紅葉写真 | ||
復路時の絵画風紅葉写真 | ||
谷コース分岐の峠まで帰ってきました。谷コースはのっけから谷ではなく杉林の尾根を一直線に激下りです。 沢まで下ると今度は沢沿いの細いルートになり、何度か渡渉しますがルートを見失わないようにしなければなりません。周囲に二重・三重の鹿避けネットが現れてくると、鹿避けネットによる「迷路」にはまって、何処が正規ルートか見失ってしまいました。 良く周囲を観察していると、どうも正規ルートは沢から外れて鹿避けネットの内側を通っているようです。何とか鹿よけネットの出入り口(ひもで縛ってある扉が有る)見つけて作業道のルートに戻ると、またまたネツトに突き当たったしまいました。今度は、出入り口を簡単に見つけたので、くくりつけてある扉を開けてネットの外に出ると広い作業道となり、程なく駐車場にたどり着きました。(本日このネット帯辺りが一番ルート探しに難儀しました。) 駐車場から「谷ルート」で竹呂山に登る場合、この「ネット帯迷路」でルートを見失いそうです ![]() ![]() |
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