天児屋山 (膝のリハビリ山歩き) 


昨年末に左足膝痛におそわれ山歩きが出来ない状態が続いていましたが、膝に違和感が残るもののこれまでの治療のおかげで何とか歩ける様になりました。
桜も咲き始めたので少しあわてて最後の残雪歩きに間に合うようにと、山仲間を誘って挑戦してきました。
とはいえ、残雪の山歩きに出かけて膝痛が悪化してしまう不安がありましたが、同行者には膝に違和感が出てくれば引っ返す事を了解してもらい歩きなれた天児屋山に出かけてきました。
登山口の峰越峠に到着すると知人である西脇市の山の達人(Toさん)に偶然出合い、途中からはToさんグループと一緒になって楽しい山歩きになりました。
膝の方も何とか天児屋山のピストンに耐えてくれました。

日:2012年4月8日(日)
天候:快晴
同行者:日野家の山歩き+Yご夫婦  西脇の山の達人(Toさん)+Maご夫妻

コース:峰越峠(ミソギトウゲ)9:30・・・江浪峠10:26・・三国平10:37・・雪原11:00・・天児屋山11:37-12:25・・三国平13:10・・・江浪峠・・若杉峠方面ピーク・・・峰越峠14:20

山歩きデータ: 歩行距離 10.5km    累積標高差 482m    歩行時間 4時間05分(休憩含む  昼食除く)


3月7日(土)には自宅近くのしだれ桜も満開です。ここは隠れた写真撮影スポットになっており、私が訪れた時にも女性カメラマンが一人で撮影されていました。
明日、天児屋山方面にはどの程度雪が残っているか少し心配になります。
千種スキー場から峰越峠(ミソギトウゲ)までの道路は冬季閉鎖されていますが、先週ぐらいからは除雪され車の通行が可能となっています。AM9:15分頃に峰越峠到着し、車をおりて準備をしていると先着されていた方から名前を呼ばれてビックリしました。西脇の山の達人Toさんでした。 Toさんグループは先行されましたが、私たちは道路脇でスノーシューを装着し、後を追って出発しす。
さて、故障中の左膝は悲鳴を上げずに持ちこたえられるか?不安を胸にスタートです。 今回同行していただいたYaさん。この辺りでのスノーシュー歩きは初めてなので、私がガイドさせてもらいます。
Yaさんの奥様。踏跡のない雪原歩きを楽しんでおられました。無理を言って同行してもらいガイドの責任重大です。 今期、最後になると思われる残雪歩きに訪れる事が出来ました。
残雪の時期に何とか間に合いました。それにしても、晴天無風の絶好のコンディションです。 踏跡の無い樹林帯を歩くYaさんご夫婦
山毛欅林の雪原を歩く 絵に描いたようなスノーシュートレッキングです。
稜線尾根は山毛欅林となっており、山毛欅を愛でながらスノーシュートレッキングを楽しめます。此処まででもYaさん達は充分楽しんでおられましたが、私は天児屋山に雪原と雄大な景色が待っている事を知っており、もっと景色を堪能して貰える事になります。 江浪峠手前で先行されていたToさんグループに追いつき合流しました。 TOさんグループは三国平まで行き、その後は少し戻って若杉峠方面を予定されていましたが、天児屋山にご一緒していただきました。 山の達人のToさんでも天児屋山は初めてらしいが、期待を裏切らない景色をお届け出来るはずです。
三国平付近からの北方の景色
三国平から天児屋山は無雪期は根曲がり竹の藪が生い茂りルートは完全に遮断されます。 積雪期のみ藪は雪の下に隠れてしまいルートが開くのです。 三国平から少し登った所にも山毛欅林が有り、ToさんグループのMa婦人は初めての残雪歩きを楽しまれていました。 三国平の上部付近から望む兵庫県第二位の高峰「扇ノ山 1309m
まだまだたっぷりと雪を被っています。
中国地方で一位:大山: 二位:氷ノ山に次ぐ標高第三位となる「東山 1388m」
2年前に藪が切り開かれ無雪期にも登れる様になったが、一般的には知られざる不遇の名峰です。
「三国平」で私のリハビリ山歩きにつきあって頂いたYaさんご夫婦と記念撮影です。 Yaさんのおかげで残雪歩きに間に合いました。 Toさんグループと合流し、6人でワイワイ・ガヤガヤと残雪期の山歩きを賑やかに楽しみます。雪山初体験のMaさんも楽しまれているようです。
残雪山歩きを楽しんでいる「会心の笑顔」  童心に返っている様です。
天児屋山に近づくと稜線は雪原となり展望が広がってくる。 積雪期の天児屋山で人気の「大雪原」に到着。 私の一番のお気に入り場所です。
丘の様になっいる大雪原を登る。 何処を通っても良いのです。
スノーシューで踏跡のない新雪を歩く快感を味わっているY婦人。
大雪原から振り返ると「沖ノ山(1318m)」を中心に雄大な景色がド〜ンと広がる
南側には「後山 1344.6m」連山が壁の様に連なっています。
頂上へ続く雪原は遮る物も少なく、絶景を楽しみながら歩いて行けるパノラマルート
頂上手前の稜線雪原 雪原から望む「東山」
頂上へ続く雪原を歩く「山の達人」Toさん(先頭)と女性陣
頂上に到着すると東側の雄大な景色が広がります。
目の前に兵庫県第三位の高峰「三室山 1358m」がデーンと居座っています。
北方のパノラマ。
ランドマークの「氷ノ山 1510m」や最近雪山歩きで人気の「赤谷山 1216.4m」も望めます。
頂上でくつろぐ合同山仲間。 私が飲んでいるのはノンアルコールビールです。
くつろぎ過ぎて雪だるま迄作ってしまったYaご夫婦
めちゃ満足のご様子 笑顔に現れています。
頂上雪原を少し東側に降りると北方景色が一段と広がり、左奥には「扇ノ山」も見えています。
頂上で景色と休息を充分堪能し、いよいよ下山です。
踏跡のない大雪原を飛ぶように走り出したMa婦人。雪山の楽しさを体中で味わっておられる様です。
お気に入りの大雪原  「沖ノ山」を正面に見ながら下っていきます。
沖ノ山から若杉原生林東山へと続く稜線を正面に見ながら下ります。 いよいよこの景色ともお別れです。 午後になると気温も上がり、雪原の雪が緩んできたので少し歩きにくくなってきました。
「三国平」まで下ってきました。 合同メンバーで記念撮影です。
Toグループの方には予定外のコースになりましたが満足して貰えた様でした。
私の膝も何とかもってくれているようです。(安堵
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