若杉原生林


若杉峠には、昨年(2008年7月)に兵庫県と岡山県との県境にある峰越峠(ミソギトウゲ)から稜線づたいに歩いた事があります。今回は、若杉原生林の周遊コースを歩いて見たかったのと、残雪の沖ノ山へのルートを確認するつもりで新緑のブナ林を歩いて来ました。


日:2009年5月23日
天候:曇り時々晴れ
山歩きスタイル:単独
歩行距離:約5km


若杉原生林駐車場
若杉原生林の駐車場です。奥にはトイレも有ります。通常山歩きには車を利用してきますが、今日はドライブがてらに125ccのスクーターでやって来ました。自宅から1時間40分かかり、結構つかれました。。 若杉休憩舎の東屋をすぎると石畳が現れ、雰囲気のある古道が若杉峠へ続いています。
若杉峠のお地蔵様
イワナも生息する?吉井川の源流沿いに新緑も鮮やかなブナ林の道が続きます。 登山口から30分ほどであっけなく若杉峠に到着しました。昨年の夏に峰越峠から稜線づたいに歩いて来たときには2時間以上かかって、「やっと若杉峠のお地蔵様に会えた」と感激もしましたが、30分程度の緩やかな登りで来てしまうと有り難みが薄れてしまいます。
芦津方面分岐
若杉峠の少し上にある展望台にも行きましたが、「くらます」や「三室山」の上部にはガスがかかっており、氷ノ山は全く見えません。展望台はそそくさと退散し、今日の目的の一つである沖ノ山への稜線を探しに周回コースに入ります。この分岐が芦津渓谷方面(中国自然歩道)との分岐で、沖ノ山方面への稜線はこの方面の様です。少し稜線方面を歩いて見ましたが途中で引き返し周回コースに戻りました。 この周回コースにはブナの大木がたくさんあります。大きさを実感するために両手で抱え込んで見ましたが、半分も抱えられません。
良く整備されたブナ林の周回コースです。 この掲示版の前に休憩用の東屋があり、ザックが2個置かれていますが誰も居ず、忘れ物かと思い「どなたかおられますか?と周りに声をかけても返事が有りません。やむ終えず、ここでベンチに座って昼食にする事にし食事の準備をしていると、根曲がり竹の林の中でガサカザする音がします。やがてザックの持ち主2人が現れました。どうやら根曲がり竹のタケノコ(スズコ)を採られていたようです。 私も時間に余裕が有ったので竹藪に体をつっこんでスズコを20本程度採取してきました。
おかげで帰宅後の夕食時に焼きスズコで一杯飲むことができました。

この周回コースは1時間30分程度で歩ける(今回は自分撮りの写真を撮影したり、昼食、スズコ取り等で一周2時間30分かかった)コースなので歩き足りない気はしましたが、気持ちの良いブナ林歩きと来年残雪期に行きたいと思っている沖ノ山への土地感が得られました。
帰りはスクーターでダルガ峰林道(完全舗装)を駒の尾山の登山口の脇を通り抜け、志引峠から千種町に出ました。ここで千種町営の「エーガイヤ温泉(入浴料400円)」に入浴して帰宅しました。 
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