鳥取県側からの 若杉原生林


酷暑が続いており山に涼みに行きたいが、登山口が標高1000m近くでなければ山歩きには暑すぎる。 私が住む兵庫県姫路市近郊にはこの条件に当てはまる所は少ないが、鳥取県若桜町の吉川集落から智頭町へ伸びている沖ノ山林道(舗装道路)は最高標高点の大乢は1,100mもある。 この林道途中の芦津・吉川越登山口(820m)から標高1,100前後の若杉原生林をを訪れて若杉峠付近に建つ展望東屋(1085m)で涼しい昼寝をする事にした。

日:2016年8月4日(木)
天候:晴れ時々曇り
山歩きスタイル:単独

コース:芦津・吉川越登山口・・芦津・吉川越(芦津峠)・・三町境・・若杉原生林周回コース分岐・・展望東屋(昼食 )・・若杉峠・・美作越登山口・・芦津・吉川越登山口

概念図


歩行データ


沖ノ山林道脇の芦津・吉川越登山口820mに到着
ちなみに美作越の登山口は100m程吉川寄りに有るので周回してくるのに便利です。
登山口に掲載されていた中国自然歩道の説明掲示板
説明書の中で「東山(とうせん)」の標高が1,338mと記載されていますが間違っており正しくは1,388mです。
ちなみに芦津・吉川越(芦津峠)の掲示板も同様に東山の標高記載が間違っていました。
中国自然歩道の説明掲示板の中に描かれている地図には東山の標高は正しく1,388mと書かれています。
芦津・吉川越までは1Kmしか有りませんが、一部は丸太階段の急坂が有るので結構汗をかかされました。
標識が一部欠けているが、何者かにかじられたのだろうか??
登山口からしばらくは植林帯の中を登っていく
自然林が多くなったが、丸太階段の傾斜もきつくなってきました。
芦津・吉川越(芦津峠)1,067m
登山口から標高差約250mを28分で登ってきた。 ちょっと早足で歩いた為に汗だくで、息も絶え絶えになってしまった。 
このため、以後の三町境までのアップダウンのきつかったこと・・  もっとゆっくり歩いて登ってくれば良かったと反省です。
稜線は中国自然歩道となっており、山毛欅林も現れてきた。
ただし、若桜町側は植林帯で、智頭町側が自然林となっていました。
登山道から少しだけ外れて山毛欅林(ぶなりん)に入ってみました。
白い花を付けた木
名前が解りませんでした。
三町境(1,190m)
直進すると、マーキングを頼りに薮尾根伝いに沖ノ山に行けるが、積雪期の方が展望も良く歩きやすいので無雪期に無理して行くことは無いと思うのですが・・  参考 積雪期の記録
ここは左折して若杉原生林に向かう
三町境から少し下った所から三室山方面の展望が少し広がった
山毛欅(ぶな)の大木が多くなってきた。
若杉原生林の周回ルートに合流 若杉峠の少し上に建てられた展望東屋1.0.90m
ここで昼食を摂り、涼しいのでしばらく昼寝です。
展望東屋からのパノラマ
展望東屋で自分撮り
昼寝もしたので下山します。
展望東屋の直下に位置する若杉峠
若杉峠の標識
若杉峠は美作と若桜を繋ぐ古道です。 左折して若桜側に下ります。
人がほとんど歩いていない為か、道は少し荒れているか草刈り跡も有ったので整備はされている様です。
逆に、ほとんど人が通らないルートを整備されているのが不思議なくらいです。
沢沿いの湿地帯に咲いていた小さな花 一部ルートが崩壊している所が有ったが、ロープが設置されていたので無事に通過
でっかいホウノキ発見
下部の幹は相当太いですが、途中で急に細くなっている。 何だか継ぎ足した様なホウノキの大木です。
このルートに有った標識
この標識もかじられた様に欠けています。
美作越の登山口まで展望東屋から30分程で下りてきた。 駐車場所の芦津・吉川越の登山口まで100mも離れていません
小通峠(こどれとうげ)付近からの三室山
車で帰路は舗装林道を小通峠→大通峠(おどれとうげ)→千種町経由でかえり、千種町の「エーガイヤ温泉」で汗を流して帰りました。
大通峠に咲いていた「ウバユリ」
花が咲くと葉っぱが無くなるので  歯(葉)がない(乳母)から名前が付けられているらしい
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