綿向山 霧氷満開 


最近霧氷で有名になってきた綿向山(わたむきやま)へ山仲間を誘って訪れてきた。
せっかく片道約200kmの距離を移動して行くので霧氷が見れる条件が整った時に訪れたく、山の天気予報が詳しいサイト「てんきとくらす」の行楽地の天気(高原と山)から綿向山の天気予報を日々チェックしながら訪れてきました。
決行日の天候予報は「晴れ、標高1000mの風速は少し強めの風速12m/秒 」は当たりでした。


日2014年2月11日(火 祝日)
天候:晴れ(前半 少し雲有り)  風強し  展望良好
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間2名

コース:姫路西IC6:00==名神竜王IC--R477--御幸橋駐車場8:45・・ヒミズ谷出合い小屋9:00・・あざみ小舎9:40・・五合目小屋10:07・・七合目行者コバ10:30・・綿向山11:08-11:38・・分岐・・イハイガ岳分岐11:30-11:38・・分岐11:46・・五合目小屋(昼食)12:12-12:45・・御幸橋駐車場13:38--竜王IC==姫路17:15

概念図


山歩きデータ


御幸橋駐車場
姫路から約200kmの距離を2.5時間かかってAM:8:30に綿向山登山口の御幸橋駐車場に到着。 メインの駐車場は既に満車だったので直ぐ横の河川敷スペースに駐車する。 この時点で路面は積雪凍結しているのでアイゼンを装着して出発する。(AM:8:45)
かわいい道標
この道標は「アカショウビン(カワセミ科)」のイラスト入りです。
巨大な堰堤
石組みが積み上げられた様な外観の巨大堰堤脇の階段を登って行く。
ヒズミ谷出合小屋
ここまでは林道の様な道だったが、ここから「綿向山表参道コース」となり、植林帯のジグザク登山道となる。
三合目「あざみ小舎」
登山口駐車場から約1時間歩いて来たので、最初の休憩とレイヤリングの調整をします。
五合目小屋
このかわいい小屋の玄関には「夢咲の鐘」が取り付けられており、ヒモを引っ張って鳴らしてみました。
やっと霧氷樹林帯のお出ましです。 
行者コバ(七合目)
この祠の側には『日野綿向行者尊』と書かれており、私の守り本尊の様な名前です。
この地方で多い名前の「コバ」とは「・木材を集める小さな広場 ・山中のわずかな広場」の意味だそうです。
行者コバを過ぎると、いよいよ霧氷林帯のはじまり、始まりです。  期待していた満開の雪の花との出合いに、にんまりです。
青空に映える霧氷花
霧氷花満開の冬期ルート尾根を登る
バラクラバ(Balaclava)」を装着した怪しげな男出現(覆面男)
「行者コバ」から満開の霧氷林尾根になったのは良いが、ついでに風も強くなり一気に体感温度が下がってしまった。最近雪山歩きが多くなり、顔を覆う防寒着のバラクラバを購入していたので初めて装着しました。
ちなみに、聞き慣れないバラクラバとは英国が戦ったクリミア戦争の地「バラクレブァ」で寒冷地対策として使用した地名から名付けられているそうです。
言いにくいバラクラバをバラクレバと言ってしまいそうなのは私だけだろうか?
雪の花満開の霧氷樹林帯を登る山仲間
綿向山頂上近くから竜王山方面へ伸びる尾根の霧氷が一段と綺麗だ
竜王山への分岐を直進すると、頂上までなだらかな稜線となる 冬期ルートの推薦標識
公園の桜並木を思わせられる様な頂上へ続く霧氷並木道
頂上の霧氷花を眺める山仲間 綿向山頂上到着11:08
駐車場から2時間23分で到着出来た
頂上の霧氷林帯を背景に、ごきげん写真撮影 
この時点では雲一つ無い快晴とは言えませんでしたが、近くに鈴鹿の秀峰、遠くは御岳山、乗鞍岳、北アルプスまで望める大展望です。
頂上からのパノラマ
鈴鹿山脈の尼乞岳(あまごいだけ)や鎌ヶ岳もクッキリ姿を現している。 
で他の同日レポートを見ていると1.5時間程前迄は雲が下りて展望が無かったとの事
頂上に設置されている展望図 表参道コースを外れてイハイガ岳分岐へ
イハイガ岳分岐付近までの尾根も「霧氷林がより綺麗」だと事前にネットで調べていたので、行ってみる事にする。
イハイガ岳分岐への尾根景観
この尾根の霧氷林も雪の花がすずなりだ!
尾根名物「ブナの珍変木」 
山毛欅(ぶな)の幹が変形し、神社の「輪ぬけ」の形状になっている。 この輪を潜ると幸運が訪れるらしいので挑戦する山仲間
霧氷林尾根を歩く怪しげな覆面男  
バラクラバを装着していたので、いつの間にか被っていた帽子を落下紛失しているのに気が付かなかった。(失っていた帽子は復路で発見回収)
尾根から望む綿向山と霧氷林  絶景です。
イハイガ岳分岐への尾根をさらに辿る
霧氷林帯尾根の絶景に二ポーズで喜びを表す
イハイガ岳分岐への細い尾根 イハイガ岳分岐から望む綿向山頂上
イハイガ岳分岐辺りから望む大パノラマ
イハイガ岳分岐から表参道コースに戻る
広がってきた青空に霧氷林がより映える。このシチュエーション下で山歩きができる幸運に感謝
表参道コースに戻る途中の霧氷林尾根 五合目小屋テラスで昼食
表参道コースに戻り、一気に五合目小屋まで下ってきた。
小屋内で暖かく昼食をとりたがったが、狭い室内は満員で入れない。止む終えないので、日差しは有るが寒風吹きさらしの屋外テラスで昼食を取る羽目に・・ 寒風を防ぐ小屋内でゆっくりと昼食にしたかった。 
綿向山霧氷満開鑑賞コース3D図(カシミールで作成)
日差しは有ったものの冷たい風が予想より強く感じたが、その分満開状態の霧氷と遠方の山々までクックリと見える大展望に出会う事が出来ました。地元の山でも霧氷を見ることが出来るが、わざわざ片道200kmの車移動で訪れた綿向山の霧氷は移動の労力と費用に充分に報われるスケールと美しさだった。
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