三周ヶ岳・夜叉ヶ池
前日は経ヶ岳に登り、鯖江市にある公共の施設で宿泊しました。(1泊2食付で約2,000円の格安施設)
鯖江市から今庄経由で広野ダムのダムサイトから林道に入り、約1時間の移動で三周ヶ岳の福井県側登山口に到着しました。
今日は龍神伝説や泉鏡花で有名な夜叉ヶ池を経由して、一等三角点のある三周ヶ岳(1292m)に登ります。
三周ヶ岳山歩きデータ
日:2008年11月2日
天候:曇り時々晴れ
同行者:私(日野)+3名
岩谷川コース登山口駐車場(8:10)・・夜叉ヶ滝(8:36)・・・夜叉ヶ池(9:58)・・・三周ヶ岳(11:30-12:00)・・・夜叉ヶ池・・・大トチの木(14:30)・・・駐車場(14:50)===敦賀==小浜==姫路帰宅
歩行時間(休憩含む):登り3時間20分 下り2時間50分 計6時間10分
山中滞在:6時間40分
累積標高差:1034m
歩行距離:8.84Km
夜叉ヶ池には福井県側の岩谷川コースと岐阜県側からの池の叉谷コースがありますが、私達は福井県側の岩谷川コースを登ります。登山口には大かつらの木がモニュメントの様にデンと植わっています。ここには綺麗なトイレ設備もありました。夜叉ヶ池の畔に祭られている神社の鳥居が駐車場奧にあり、登山道はこの鳥居の下を潜って登っていきます。 | 登山口からは少し急坂となるが、すぐに平坦な道となり、登山口から25分程度で2段になっている夜叉ヶ滝が現れます。ここから少し行くと立派な大トチの木が右手に現れます。この辺りを過ぎると夜叉ヶ池までは急坂登りとなりました。 |
急坂登りを標高差で約420m程度登り詰めた標高1100mの位置に伝説の夜叉ヶ池が有ります。到着した10時頃には既に多くの人が訪れていました。私達が登ってきた岩谷コースよりも登山口の標高が約260mも上にある池の叉コース(登山口の標高750m)から多くの方が登って来られているようです。三周ヶ岳からの下山時に立ち寄った午後には池の縁に人だかりが出来る程のハイカーでにぎわっていました。 | 夜叉ヶ池から三周ヶ岳への縦走路は細い尾根伝いとなります。 写真は、尾根に取り付いた所から夜叉ヶ池のほぼ全景を写したものです。私達は中央奧の道から登ってきました。 |
三周ヶ岳への稜線縦走路です。一番奥のピークが三周ヶ岳です。 | 縦走路から振り返った夜叉ヶ池山。夜叉ヶ池から近いので、夜叉ヶ池に来たついでに登られる人が多い様だ。 |
夜叉ヶ池からほぼ1時間30分で三周ヶ岳に到着。この頂上には一等三角点が有りますが、周囲の景色は全く見えません。頂上は直径5m程度の円形の広場しかなく、頂上に10人も集まればゆっくりと食事も取れないような場所です。右の写真のように頂上の標識と三角点の石柱を写真に写しても人のお尻ばかり写ってしまいます。 それでも、私達が到着したときには下山を開始したグループもいたので座って食事が出来ましたが、私達が頂上から下山道にさしかかると、すれ違うのが煩わしいぐらいに次から次とグループ登山者が頂上を目指して登ってきます。 頂上には絶対こんなに多くの人が集まれるスペースがないので、頂上に立つための行列待ちが出来るのではと心配してしまいます。 実際はどうだったのか?ですが 夜叉ヶ池と三周ヶ岳の縦走路の中間あたりにピークが有り、ここは360°の展望とスペースが有ります。よほどこちらの頂上の方がすてきでした。三周ヶ岳で昼食をとらずこのピークでゆっくり食事をしている単独行の登山者が一人おられました。 |
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細い稜線の縦走路を夜叉ヶ池方面に戻っていきます。 | 稜線の岩峰に立つ同行者。後方は夜叉ヶ池山 |
岐阜県側の谷は紅葉の真っ盛りです。 | 盆栽の様な紅葉の岩峰。 |
大トチの木 説明文には 推定樹齢 300年 樹高 35m 幹周 10.33m と記載されています。 写真はピンボケですが、ポインターを乗せると説明文の写真に変わります。 この大トチの木まで帰って来ると、道も平坦になり、駐車場まで30分程度で下る事が出来ます。 経ヶ岳、三周ヶ岳と続いた紅葉真っ盛りの福井県の山歩きはこれで〆切ですが、素晴らしい景色と充実した山歩きを楽しむ事が出来ました。 前日登った経ヶ岳のページへリンク |