揖保川に架かる龍野新大橋を西に向かって渡り、中垣内の信号をすぎて少し行くと、菖蒲谷公園への標識があるので右折し、北側に向かって道なりに進んで行きます。やがてヘアピンカーブが続く舗装道路を15分程度登っていくと菖蒲谷キャンプ場の駐車場が見えてきます。ここも通り過ぎると舗装はされてはいないが充分車が通れる道が大成池の畔まで続いており、此処に駐車できました。 大成池の標高は410m程度あり、山歩きにしては随分横着して上がってきました。 大成池の周辺は綺麗に整備されており、池の近くにはキャンプ場も有ります。 古い話ですが、以前ここに来たことが有ります。 10年以上前ですが下からの道は舗装などされておらず、ダートな道をオフロード車(ジムニー)で上がって来て、山上に大きな池が有るのにびっくりした事が有りました。 |
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大成池の湖畔に車を駐車し身支度を整えて、上の写真の対岸まで歩いて行くと新池への道がありました。新池までは下り道で、約15分程度で静かなたたずまいの新池に到着します。ここは、3方を山で囲まれた別天地の様な所です。池の堤防は芝生に覆われ、ブルーな湖面に澄んだ水を蓄えていました。亀山からの帰路時に、ここで昼食を採りしばらくこの芝生の上に寝転がっていました。 | |
新池の東端には近畿自然歩道の標識が建っている分岐がありますが、この分岐を曲がらず、そのまま池の周囲を少し行くと、階段状の登り道があり、東屋のある展望の良い稜線にでます。 左の写真奧の山は、一旦大成池に戻った後に登る予定の大倉山'(520m)です。 |
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右の写真は同じ場所からで、これから向かう城山(キノヤマ485m)の遠景です。 | |
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気持ちの良い木立の稜線を、中垣内から登って来れる盃流しコースとの合流点を目指し下って行きます。 連続で写した写真をアニメーションにして動きを表して見ました |
盃流しコースとの合流点から5分程度亀の池方面に登って行くと中垣内(ナカガイチ)にある井関神社の奧宮との分岐が有ります。この分岐には道標の柱が有りますが、井関神社奥宮の記載は柱の裏側に書かれており、新池側から歩いてくると分岐を見落としやすい表記になっています。この分岐から100m程度緩い坂道を上っていくと大きな岩を背にした井関神社の奥宮が有りました。 |
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亀の池の水争いで、越部里へ流れる水を中垣内の人々が自分たちの部落に多く流れるように作った土塁の跡地です。 左の画像にマウスのポインタを合わすと播磨風土記の標識画像が表示されます。 |
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出発地の大成池から約50分で亀の池(キノイケ)に到着しました。ここも山の中にある大きな池です。池の排水口の堰堤には深さが3m程の大きな穴が開けられ、工事中のビニールシートがかけられていました。この穴の横を通り対岸方向に行かねばならず、穴に落ちそうで少し危険な場所となっていました。 | |
亀の池の周囲を通り、新龍アルプスの主脈合流点に向かって歩いて行くと、合流点手前に亀岩が有ります。 名前の通り亀の形に良く似ています。 |
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新龍アルプスの主脈合流点から南下し、少し急坂を登り詰めると城山(485m)に到着しました。 この城山からは東側のみ視界が広がっており、揖保川の流域や、峰相山方面が見渡せます。 本日、初めてこの主脈で単独で歩かれている方とお会いしました。この方は地元の龍野市の人で、龍野市内から車道を新龍アルプスの北端まで歩かれて、新龍アルプスを北から南へ縦走されるそうです。私達は城山から登ってきた道とは異なる西尾根を亀の池まで下り、大成池まで戻るので城山頂上でお別れしました。 |
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西尾根を下っていると、左の写真のような山城の門柱礎石が二つありました。この辺りは、戦国時代に赤松氏の山城が有った所です。 | |
一旦、大成池まで戻って、その足で大成池南側にそびえる大倉山(520m)に登りに行きます。事前情報で登山口はキャンプ場の所からと思っていましたので、キャンプ場のゲートをくぐり、中に入って行って登山口を探したのですが登山口が見つかりません。おかしいなと思いキャンプ場のゲートの外に出て、周囲を探しているとゲートの裏側の尾根に登山口が有りました。もう少しであきらめて帰ってしまう所でした。登山道は幅2mぐらい有りそうな道と、古い一般的な登山道が平行して付けられています。せっかく登りに来たのですから細い登山道を登っていきました。大倉山展望台には音メガホンが設置されていましたが、試しに耳を当てても何も聞こえませんでした。 | |
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