秋のきざし 北アルプス蝶ヶ岳(1日目


本格的な秋山には少し早いが、槍・穂高の展望台として有名な蝶ヶ岳に三股登山口から登ってきた。
当初は三股登山口を起点に蝶ヶ岳・常念岳を周回するコースも視野に入れていたが、天候が予想外に早く崩れたので「蝶槍」さえも諦めてピストンコースになってしまった。

日:2015年9月24日(木)〜25(金)
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間(sabuさん、kaorinさん)
1日目: 9月24日(木)
天候:曇りのち小雨  午後から雨

1日目コース

三股登山口駐車場(前泊仮眠) ・・・・三股登山口・・吊り橋・・ゴジラの木(ゴジさん)・・まめうち平・・沢(水場)・・最終ベンチ・・稜線分岐・・蝶ヶ岳・・蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)

概念図


山歩きデータ


三股登山口駐車場(1,280m) 5:40
前日の深夜に到着し、車及びテントで仮眠。 駐車場までの烏川林道は舗装されており、トイレ及び水場まで整備されています。 シルバーウィーク時は満車だった駐車場も、今日はまばら程度です。
烏川林道を730m歩く
駐車場から一般車は通行規制されており、登山口まで林道を約700m(標高差70m)を歩く。 稜線に朝日が当たっており天候は「まずまず」なのかな? の期待は外れてしまった。
三股登山口(1,350m) 5:56
登山届けは事前に「ヤマレコ」で作成していたが車に忘れて来てしまったので、ここで記入して提出する。
おNew 40Lザック DebutのKaorinさん
登山マップ掲示板
常念岳を回るコースに行きたいが体力不足で三股→←蝶ヶ岳になります。
周回するコースのコースタイムを合計すると14時間30分  このコースを日帰りする人もいるが・・
山に入りま〜す
 蝶まで5時間30分の登りです。 
蝶ヶ岳・常念岳登山道分岐 
蝶方面へ直進する。常念岳へはのっけから急登の様だ
序盤は整備された緩やかな道が続く 大文字草?
小さな沢を何度か渡る
北八ツの様な苔むした樹林帯が続く
シースルーの吊り橋(1415m付近)
少し揺れるが楽しい吊り橋渡りです。
吊り橋を渡ると少し急坂となるが良く整備された登山道です。
ゴジラみたいな木」のゴジさん(1540m付近) 6:34
吊り橋から標高差で120mほど登ってくると、このコースの名物となってしまった「ゴジさん」が出迎えてくれる。
最初にこの木株をゴジラに見立てた人の発想力はすごい 
「ゴジさん」は蝶ヶ岳ヒュッテ オリジナルTシャツのデザインになっていました。
常念岳が見えた(1,780m付近)
高曇りなので遠望は効いている。 蝶ヶ岳に登るまで天候はこの状態を維持してほしい
「ゴジさん」から少し傾斜が緩んだのもつかの間、「まめうち平」までは尾根道になり標高差で230m程はきつい登りになる。 まめうち平(1916m) 7:39
きつい登りから開放されると「まめうち平」に到着 ベンチも有るので荷を下ろしてゆっくり休憩する。 3.9km残っており、未だ行程の4割です。
まめうち平からしばらくは傾斜の緩い樹林帯が続く 標高2,000mポイント
やっと約半分まで来た 未だ500m登らねば
北八ヶ岳の様な樹林帯
稜線まで標高差で600m程の急坂が延々と続く。 我慢のしどころです。
ハート形の石発見(幸せの石) 
自然の盆栽 今年の秋一番 黄葉が始まっている
黄葉の見事さにしばらく見とれる  
最後の水場(小さな沢)から望む常念岳と前常念岳  (2,120m付近)
三股から常念岳を目指す場合はこのスカイラインを登る キツそー
いよいよ秋山の様子に
黄葉と稜線からの絶景を楽しみに、まだか、まだかときつい登りに耐えてカンバル。
樹間から望む雲海に浮かぶ「浅間山」  (2,230m付近)
急坂がまだまだ続く(2,290m付近)
この急坂、何時終わるの?(2,450m付近)
未だ200mほど急坂は続くのです
ビタミン補強材発見(野いちご)
「野いちご」の鈴なり(2,480m付近) 大きな実です。全員食べた
黄葉の後ろに常念岳  (2,480m付近)
常念岳パノラマ(2,520m付近)
最終ベンチ(2,500m)
残りの距離は1km弱になったが、標高差は未だ180mほど登らねばならない
黄葉の急坂をカンバル山仲間
絶景が広がってきた(2,540m付近)  
急坂もぼちぼち終わりに近づいたが、稜線までは未だ100mほど登らねば
常念岳の背後に表銀座の山々も
大滝山分岐(2,60m) 10:43
急坂を登りきりました。 稜線到達です。
稜線は黄葉真っ盛りで展望も一気に広がる
秋色の稜線
前の鞍部を越えると槍・穂高が見えるはず。 気があせる。
秋色の絶景  (東方面)
絶景の中 最後の力を出し切って登る 
ご褒美です。 何と今夏登った南アルプス仙丈ヶ岳や富士山が 
広がるパノラマ(北方面) 
背後には裏銀座の山が?
最後の登り 早く西側の絶景が見たい
突然、槍の穂先が・・感激で一瞬鳥肌が立った 
出たー  今にも雨が降りそうな天候だが、私たちを待っていてくれた(画像をクリックすると大画面に)
この絶景を見るために標高差1,400mも登ってきたのだ。 でも青空で見たかった
槍・穂高の大展望 
ポインターを合わすと山名を表示します。
蝶ヶ岳山頂(2,677m)
ポツ、ポツと雨が落ちてきた。 カメラのレンズにも
蝶ヶ岳登頂記念撮影
今年のお正月に股関節脱臼した右足で登って来ることが出来ました。
青空のバックが欲しい
小雨に追われて蝶ヶ岳ヒュッテへ戻る
私たちが登って来るまで雨が待っていてくれたと感謝せねばならないのかな?
草紅葉(くさもみじ)(チングルマ?)
蝶ヶ岳ヒュッテ とパノラマ 
これで見納めです。
登頂記念 乾杯! 蝶ヶ岳ヒュッテの夕食
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