秋山歩き 火打山 


2011年の秋山歩きに火打山と妙高山に山仲間と訪れてきました。
1日目
日:2011年10月8日(土)
天候:晴天山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間4名
コース:笹ヶ峰登山口・・黒沢・・十二曲り・・富士見平・・高谷池ヒュッテ・・天狗の庭・・火打山・・高谷池ヒュッテ・・茶臼山・・黒沢池ヒュッテ(泊)
山歩きデータ:累積標高差 +1355m −665m  歩行距離 13Km 






笹ヶ峰登山口(標高1325m)
前夜にこの登山口の駐車場に到着して、テント及び車内泊です。
AM5:00に起床し登山届けも提出してAM6:20分に「さあ!出発」です。
友人ご夫婦
夏山でもご一緒しましたが、今回は別行動です。私たちと同じルートを歩かれますが、テント泊なので重たい荷物を担いでの山旅ご苦労様。 私たちは小屋泊まりです。
「黒沢」迄は樹林帯の中を緩やかに登っていく。
紅葉を楽しみにしていたが、未だ紅葉時期には早い様で色づきが薄いです。
「黒沢」(1575m)
登山口から1時間弱で標高差250mを稼いで「黒沢」に到着。一休みの後、黒沢に架かる橋を渡るといよいよ本格的な登りが待っています。上の写真にポインターを合わすと10年前の同時期に訪れた時の写真を表示します。
十二曲り
急坂で有名な「十二曲り」をジグザクに登って行きます。曲がり門毎に「6/12」などと分数表示で書かれた標識が有りました。この辺りでやっと少し紅葉が始まっていました。10年前はこの時期紅葉真っ盛りでした。
十二曲がり終了(標高1775m)
曲がる度に現れる標識を励みに標高差200mの「十二曲り」を登り切りました。
急坂はまだまだ続く
十二曲りを登り切ると富士見平まで緩やかになると思いきや、実際は十二曲り以上の約285mもの登りがまだまだ続きます。
富士見平(標高2060m)から高谷池ヒュッテへ
何とか高谷池と黒沢池の分岐にもなっている「富士見平」まで到着。富士見平から高谷池ヒュッテへのルートは黒沢岳の裾を巻く緩やかな道になります。
高谷池ヒュッテへの巻き道で紅葉を背景にちょっと休憩です。
黒沢岳を巻いた辺りで火打山が見えてきました。 高谷池ヒュッテも見えてきました。しかし、黒沢岳と茶臼岳の山腹沿いに付けられた巻き道は大きく迂回しており、なかなか近づきません。
火打三山の絶景
ここしばらく続く安定した秋の高気圧に覆われ、絶景を堪能する事が出来ます。
活火山である「焼山」からは白い噴煙が上がっているのが見えています。
高谷池ヒュッテへ向かう緩やかなルート
絵画風タッチで撮して見ました。
高谷池ヒュッテ(標高2105m)
高谷池ヒュッテに到着。ここで荷物を最小限にして火打山の頂きを往復する事にします。 準備をしているとテント泊の友人ご夫婦も到着です。重いテント道具を担いでいるのに早い到着にビックリです。
友人ご夫婦は今日は高谷池湖畔でテント泊されます。
高谷池ヒュッテには登山者用のトイレも併設されていますが、登山靴を脱いで建家内に入らなければならないので少しおっくうになってしまいます。
高谷池の湖畔に建つ高谷池ヒュッテ 
周囲にはキャンプ場も設置され、多くの登山者でにぎわっています。
高谷池
身軽な荷物のみ持って火打山を目指す。まずは高谷池の周囲を歩いて「天狗の庭」に向かう。
高谷池から少し登って高台まで上がってくると火打山がでっかく姿を現します。しかし頂上まではこの辺りからでも未だ標高差約350mの結構な登りが待っています。 火打山をバックにポーズをとる
天狗の庭に到着
1週間前に15cm程の積雪があり、そのせいか周辺は木々の紅葉や草紅葉も見られず残念です。でも澄みきった空気に青空が映える景色はバツグンです。
火打山と天狗の庭    
火打山と天狗の庭
美しい景色が次から次へと現れてきます。
天狗の庭から一登りし、稜線まで上がって来ました。
素晴らしい景色ですが、まだまだ火打山まで苦しい登りが待っています。
雷鳥平(標高2300m)
一週間前に初冠雪した雪が残っており、白い雪と青い空のコントラストが美しい場所になっています。  
地名の雷鳥は見ることが出来ませんでした。
「雷鳥平」を過ぎると山頂も間近になってきましたが、足元の登山道は残雪が融けだして泥道に変わっています。登山靴は泥だらけになってしまいます。
間近になった火打山  もうすぐだ!! 雲がかかるのは待っててくれェ・・
雪解けで泥道となった登山道を火打山を目指す。 百名山でもある火打山頂上 (標高2461.8m)
みんなよく頑張りました。
ご褒美の絶景を楽しみます。
百名山のパノラマ  
妙高山/高妻山/戸隠山等の日本100名山に数えられている名山も見ることが出来ました。
妙高山し外輪山
昼までは雲一つ無い快晴でしたが、お昼前頃より妙高山辺りの稜線に雲(ガス)が湧き出しました。 後ほどこのガスによるサプライズが待っていたのです。
「高妻山」の後ろ側に「戸隠山」が見えています。
歩いて来た稜線に雲が湧きあがっていますが、綺麗な景色です。
火打山で景色を「おかず」に昼食 
残念ながら南西側に位置する影火打山や焼山はガスに隠れてしまいました。
山頂で景色を堪能したのち、天狗の庭を眼下に見下ろして下山します。 下山中の私  この写真は山仲間から頂きました。
サプライズです。 初めて見た「ブロッケン現象」
稜線の谷側に薄くガス立ちこめているときに、上空から太陽光が射してきました。すると谷側のガスに自分の影が五輪の中に浮かんできました。五輪の中に浮かぶ仏さんの姿になっつもりは有りませんが!
このブロッケン現象で不思議に思ったのは、本人の影(ブロッケン)は本人しか見えません。すぐ隣にいる人の影(ブロッケン)はその人に見えているのですが私には見えません。逆に私の影は隣の人は見えない様です。
この時、4人並んでいましたが写真に写しても私のブロッケンしか写っていません 何故なのだろう 
  天狗の庭まで下山してきました。  絵になる風景です。
高谷池ヒュッテまで戻ってきました。
高谷池ヒュッテ周囲に固めてデボしていた荷物を再パッキングして黒沢池ヒュッテを目指します。
茶臼山
展望もなく、縦走路の峠の様な山頂です。
眼下に黒沢池湿原と今夜宿泊する黒沢池ヒュッテが見えてきました。 黒沢池ヒュッテ(標高2105m)にPM3:45分到着
山小屋の名称は「黒沢ヒュッテ」か「黒沢池ヒュッテ」がどちらが正しいのか?解らなかったのですが、翌日の宿泊費領収書で「黒沢池ヒュッテ」が正しい名称と判明しました。
茶臼山の中腹から望む黒沢池
今夜は黒沢池ヒュッテに宿泊し、明日は対岸の妙高山外輪山を一旦越えてから妙高山に登ります。
2日目 妙高山へ
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