峰相山系ミニトレッキンク日野家の山歩き

2005年6月4日に大山宝珠尾根から砂滑りを元谷に下山中に約150m滑落し、首の骨を折る事故から5ヶ月を経過した後、まだまだ後遺症が残るものの軽い山歩きが出来るまで回復しました。
おかげで、自宅の裏にある峰相山系の里山から山歩きを初めています。
姫路市の北部には、広峰山系書写山系があり、たくさんの里山歩きの出来るコースが縦横に走っています。この二つの山系よりは少しマイナーにはなりますが、書写山系の西隣に位置する峰相山系にも多くの里山歩きが出来るコースが集中していますのでご紹介致します。
この山域は西暦2002年程度以前には訪れる人はほとんどなく、緑台を起点とした「木漏れ日の森」を除くと極細い踏み跡程度の道しかなく、私自身もこの踏み跡を歩いては赤テープによるマーキングを付けていました。
しかし、2002年程度前からいろいろの方がこの山域のコース整備をされ、今では立派なコースが多く付けられています。
これらのコースを繋ぐとロングトレイルも可能ですが(例:自宅・・東尾根・・石倉林道・・とんがり山・・大黒岩・・山陽自然歩道・・岩尾根・・木漏れ日の森展望台・・岩峰・・伊勢山・・峠・・緑台北尾根・・緑台   沿面距離10.4Km累積標高差873m)
その他の私が歩いた代表的な4コースを紹介します。
コースT(略図 赤線コース
  木漏れ日の森駐車場(緑台終点バス停)・・・木漏れ日の森反時計回りコース・・・北尾根分岐・・北尾根峠・・伊勢山・・岩峰ピーク・・・木漏れ日の森展望台・・駐車場
  距離:4.6Km   標高差:414m   所要時間:2時間10分
コース案内

木漏れ日の森駐車場からスタートし、前の広場を通り木立のトレイルコースに入る。すぐに沢を横切り、少し登って木漏れ日の森周遊コースをたどります。 途中堰堤を過ぎて沢を横切り、スタートから10分程度歩くと小さな沢の出合を右に折れて北の尾根に向かうコースに入り込みます。
少し進むと、太い道は左に曲がっていますが細い右の道を進み、再度沢をわたって登り詰めて行くと北尾根の峠にでる。この峠を左におれ、少し行くと小さな開けた場所にでますが、ここからは急坂が続き、登り切ると最初のピークに到達します。
ここからは、少し痩せた尾根が続き3つのピークを越えて行くと最高峰の伊勢山(353m)に到着する。この頂上は三等三角点がありますが、全く周囲の景色が見えませんので、手前のピークにある2m四方程度の岩で休憩すると、福崎方面の七種山や明神山が見渡せます。
伊勢山から南方面に進路をとり急坂を下っていくと、伊勢方面からの道と合流し、左に折れてほんの10mも歩くと岩峰のピークに到着します。 ここがこのコースのハイライトの場所です。景色は360°見渡すことが出来、この岩峰自体がクライミングの対象となっています。ここで昼食をとるのがベストです。
この岩峰を後に細い尾根を南下するともう一つのピークに出ます。緑台からはこのピークが三角錐の岩山として見えています。ここから、しばらく岩尾根の急坂を下って行くと、木立の中に入り、さらに下って行くと裸地が見える所にでます。ここが、木漏れ日の森へ縦走する近道の分岐ですが道標もマーキングも無いので初めての方は絶対に分からないと思います。(近道を行かずとも、道なりに一端下ると木漏れ日の森周遊コースに合流する。)
近道は少しトラバースぎみに進み、程なく尾根道となり下っていくと、極最近作られた新しい道と合流する。
この新しい道を左とり快適な尾根道を進むと、緑台から沢を詰めた峠に到着する。このまま道なりに進むと伐採した杉の木で補強して作った桟橋を過ぎると程なく木漏れ日の森の周回コースの休憩場所に飛び出します。
ここからは、広い周回コースを伝って展望台に到達し、周回コースを反時計まわりに下っていくと、駐車場に到着します。
今回、歩いたコースには危険箇所はありませんが、最近この山域を歩かれる方が増えて、コースの所々は裸地となり、下るときは滑りそうになるので注意が必要です。とはいえ、滑りそうな所には簡易のロープも設置されていますのであまり心配する必要はありません。
コース2(略図 青線コース
  木漏れ日の森駐車場・・・緑台住宅地・・・北尾根取り付き登山口・・・北尾根・・岩尾根・・・峠・・・伊勢山・・岩山ピーク・・空木城跡・・・岩山ピーク・・・峠・・・駐車場
距離:6.4Km  累積標高差:514m   所要時間:約3時間
コース案内
木漏れ日の森駐車場に車を置き、一端「緑台」の住宅地を約250m程度戻った所に、北尾根に取りかかる登山口(右の写真 )があります。ここには道標は全くありませんが、簡易の梯の横の石段の階段を上がると、しっかりした道が尾根までついています。尾根までは15分程度で上れます。 尾根の分岐を左折すると快適な尾根歩きがはじまります。
北尾根への登山口 岩尾根
緑台の住宅地にある北尾根への登山口。
奧のハシゴではなく石の階段から入ります。
登山口から北尾根に登り、尾根の分岐から左折して10分程度登ってくると、りっぱな岩尾根が現れ、景色もよく、腰をおろして一服するには丁度良い場所です。、
緑台の住宅地 紅葉の岩尾根
岩尾根から少し進んだ所から住宅地の緑台を見下ろす。 後の山並みは峰相山 根道をたどって行くと、280.1mのピークや2〜3のピークを越えると峠への下りとなり、右の写真の岩尾根が現れます。
紅葉も始まっており、盆栽の様な景色に出会えました。 ここから、一端峠に下りるとコース1(略図の赤線コース)と合流する。 これからは、岩峰迄しばらくコース1を歩きます。
神座の窟
岩峰に到着すると、西方向に尾根が続き、写真の二つ目のピークに空木城跡があり、ピストンになるが岩峰の全体姿が見られるので、そちらに向かいます。 空木城跡への道から振り返ると岩峰の全体姿が見渡せる。 岩の少し下側に大きな洞穴(神座の窟)が見えますが、この中には神様が祭ってあります。
空木城跡の説明書
「空木」と書いて「ウトロギ」とよむそうです。
中央アルプスに空木岳(ウツギタ゜ケ)が有るのでウツギと読むのかと思っていました。
空木城跡から、とって返し岩峰に戻ると、コース1をたどって南下します。 コース1の途中にも峠が有り、この峠から東側にエスケープして、道なりに下りていくと「木漏れ日の森」周回コースと合流する。 そのまま下って行くと駐車場に到着です
コース3(略図 緑線コース) 
  自宅・・東尾根展望ピーク・・鶏足寺跡・・展望岩・・木漏れ日の森周回コース出会い・・展望台・・峠・・トラバース道・・伊勢山西岩峰・・空木城跡・・伊勢山西岩峰・・伊勢山・・峠・・北尾根・・緑台・・東洋大姫路野球場・・自宅
コース案内はこちらのページ「峰相山系縦走」
コース4(略図 橙線コース) 2009年1月追加
  自宅・・東尾根展望ピーク・・石倉の池・・とんがり山・・黒岩・・鶏足寺・・峰相山・・東洋大姫路野球場・・自宅
コース案内
南展望台
今日も我が家が登山口です。白鳥台の貯水地の横から東尾根の展望峰まで上がってきました。ここから尾根を南方向に行きます。
背景のピークがとんがり山ですが、この位置からは三角形の山には見えません。
東屋根展望台から尾根を一旦下り、鞍部から少し登って来たところが通称「南展望台」です
伊勢の里 池出口
南展望台から伊勢方面の尾根を進み、途中にある分岐を右にとり、尾根から激下り(トラロープ補助有り)で降りてくると鹿よけのフェンスで囲まれています。少し池方向にフェンス伝いにいくと扉が有りますのでロックを外して池の横に出ることが出来ました。
当然、出たあとは扉を閉めてロックしておきました。
池の堤防をとんがり山の登山口を目指します。この堤防の対岸に舗装道路があり、左折してとんがり山の登山口を目指します。
とんがり山
池の分岐から2〜300m程度歩いて来るととんがり山の登山口が有ります。 とんがり山の登山口から少し平坦な道が続きますが、簡単な橋を渡ると西尾根への直登りが始まる。尾根迄は15分から20分程度ですが、急坂なので結構息が切れます。尾根の分岐からは亀岩と端正な三角形姿のとんがり山が見えました。
神岩の登りも結構急ですが、グリップがしっかりしているので手を付いて登るほどでは有りません。 神岩から「とんがり山」の頂上まではまたまた急坂が待っています。何とか頂上について一息入れたら後は樹幹の中の縦走路に入ると程なく「黒岩」に到着します。岩のトップに立つと南・西・北の三方面が良く見える絶好の展望台です。特に北方面のやまなみがよく見えます。
山陽自然歩道入口 白鳥台
黒岩からさらに縦走路を北方面にとると、山陽自然歩道(近畿自然歩道)との分岐に出るので右折(東方向)し、鶏足寺跡、峰相山を経由して、東洋大姫路高の野球場の横に下山してきました。 野球場の周囲の道を通って白鳥台の自宅に向かいます。
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