日本有数の恐ろしい縦走路 西穂高岳・奥穂高岳縦走 2日目
日本有数の恐ろしいコースとして有名な「西穂高岳から奥穂高岳縦走」を数年前から考えていいました。
ネツト情報で調べていると余計に恐ろしくなり、とても私の実力では行けそうもなく、この度「山の師匠」に同行をお願いし、何とか念願が叶ってジャンダルムの「天使」にもお会いする事が出来ました。
2日目の今日は、いよいよ奥穂高を目指して、怖い、恐ろしい、そしてワクワクの縦走ハイライトです。 無事に穂高山荘に到着出来るだろうか??
日:2018年7月20日(金)
天候:晴天
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山の師匠
コース:西穂山荘・・・独標・・ピラミッドピーク・・チャンピオンピーク・・西穂高岳・・P1・・間ノ岳・・天狗岳・・畳岩の頭・・コブ尾根の頭・・ジャンダルム・・ロバの耳・・馬の背・・奥穂高岳・・穂高山荘(泊)
概念図:
2日目歩行データ:
ヤマレコのヤマプラ機能で西穂高から奥穂高までの標準コースタイムを調べると「10時間」でした。 私の休憩なし時間は9時間49分だったのでほぼ標準時間で歩けました。
休憩時間を含んでも10時間27分だったので70歳前の爺にしてはすごいですね!←自己満足
でも、たった4.6Kmを歩くのに10.5時間も掛かるとは←時速400mなのですよ
![]() |
![]() |
|
西穂高岳独標への登り 西穂山荘を出発した時はヘッドランプを点灯させて登って来たが、独標の手前辺りから明るくなってきた。 今日も天気が良さそうです。西穂高の独標への登り |
笠ヶ岳にも陽が当たってきた。 | |
![]() |
||
西穂独標 (2,710m) 5:06 独標の下りから緊張する岩場が連続するので、独標からの下りをスムーズに降りられない様ではこの先に進む資格は有りません。 |
||
![]() |
||
西穂高への稜線から望む焼岳方面 珍しい「滝雲」の現象を見ることが出来ました。 |
||
![]() |
![]() |
|
ピラミットピーク2,750m 西穂高岳までゴジラの背の様に次から次にピークを越して行かねばならない。 |
チャンピオンピーク2,816m | |
![]() |
||
チャンピオンピーク辺りの岩場からの西穂高岳 | ||
![]() |
![]() |
|
チシマギキョウ | 西穂高手前の最後の岩場登り | |
![]() |
||
ゴジラの背の様な数々のピークを越えて来た。 | ||
![]() |
||
西穂高岳2.908.6m登頂 6:19 西穂山荘から2時間20分程で登ってきた。 奥穂高まで1/3程度だが、ここからが本格的な難所続きなのです。 |
||
![]() |
||
西穂高岳よりのダイヤモンドコース側の山々 | ||
![]() |
||
西穂高岳からの展望 上の写真にマウスを合わすと厳冬期の画像を表示します。(同行者提供写真) |
||
![]() |
||
P1から振り返った西穂高岳 2013年にP1まで到達したことがあるが、ここから奥穂高岳へのルートは初体験となる。 ドキドキです。 |
||
![]() |
![]() |
|
私はP1からのルートは初体験となるが師匠は3度目? 師匠は厳冬期の雪山からロッククライミングまでこなされるオールラウダー。コンパクトな荷物にテント装備一式が入っているとは思えないパッキングです。 今回は師匠に頼り切りになっています。 |
これから挑戦する間ノ岳の岩峰が立ちふさがっている。 一体全体、登るルートなんか有るのだろうか? |
|
![]() |
||
間ノ岳〜天狗の頭 | ||
![]() |
||
間ノ岳から振り返った西穂高岳 | ||
![]() |
![]() |
|
岩の隙間を登る師匠 | 不安定な稜線を鞍部に向かって下る | |
![]() |
||
「間天のコル」への垂直の下り | ||
![]() |
||
天狗岳への岩稜線 | ||
![]() |
![]() |
|
コバイケイソウのお花畑も有りました | 逆層スラブには垂直に鎖が掛かっているが 岩が乾いていて良かったです。 |
|
![]() |
||
天狗岳への登りは有名な「逆層スラブ」となっている。 | ||
![]() |
![]() |
|
天狗の頭と畳岩の頭 | 畳岩の頭 こんなの越えて行かねばならないのです。 |
|
![]() |
||
天狗岳(天狗の頭)2,909m 8:44 | ||
![]() |
||
天狗岳から望む西穂高岳 | ||
![]() |
![]() |
|
天狗のコルへ下る | 天狗の頭から下ってきた。 | |
![]() |
![]() |
|
天狗のコルから登り返すとジャンダルム直前の「畳岩」 | ||
![]() |
||
「畳岩」から望むジャンダルム もう少しでジャンダルムの天使(エンゼル)に会うことが出来るのですが、体力は相当へばっています。 |
||
![]() |
||
ジャンダルムと奥穂高岳 | ||
![]() |
||
畳岩迄で体力が相当ダウンしているが、ジャンダルムは巻いて素通り出来ません。 ここで少し長い休息をとり、是非ともジャンダルムの「エンジェル」に会いに行きます。 |
||
![]() |
||
ジャンダルム3,163m 到達 11:34 ![]() エンジェルの向こうに奥穂高岳が待っている。 |
||
![]() |
||
ジャンダルムの天使(エンジェル) | ||
![]() |
||
エンジェルを抱きしめました。 ![]() |
||
![]() |
||
あこがれのジャンダルム ![]() 今までの山登りで一番達成感が有る山頂でした。 |
||
![]() |
||
「ジャンダルム」と「ロバの耳」の岩場 ![]() |
||
![]() |
![]() |
|
ロバの耳付近の岩壁帯 西穂・奥穂縦走路の中でも1、2を争う危険地帯でした。 |
||
![]() |
||
「ロバの耳」の岩壁 何処をどう降りてきたのか解らないほど緊張していました。 1箇所どうしてもフリーで降りられない所が有ったが、固定のスリングが設置されていたので、持参のザイル9mm×10mを取り出してスリングを支点にして何とか降りることが出来た。 ロープを持参していない登山者はどうやって下っているのだろう?? ![]() |
||
![]() |
||
ロバの耳とジャンダルム こんな所を歩いて来たなんて自分自身が信じられない ![]() |
||
![]() |
||
最後の難関「馬の背」に向かって岩だらけの稜線を行く | ||
![]() |
![]() |
|
馬の背に続く稜線 | 前穂高と前穂の北尾根 | |
![]() |
||
最後の難関「馬の背」を前に | ||
![]() |
||
超難所の「馬の背」を登る師匠 ![]() |
||
![]() |
||
「馬の背」を緊張して登る@ 本当に細い岩の背だが、足場や手がかりもしっかりしているので意外と優しい岩登りとなった。 |
||
![]() |
||
「馬の背」を緊張して登るA | ||
![]() |
||
「馬の背」をほぼ登り切った ふ〜 ![]() 馬の背に続く狭い岩のリッジの方が疲れた足の踏ん張りが効かず、ふらつきそうで怖かったです。 |
||
![]() |
||
日本第三の高峰 奥穂高岳(3,190m) 13:23 西穂山荘を早朝の4時に出発し、9時間を超えてやっと奥穂高岳に到達出来ました。 バテバテです。 |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|
穂高山荘 14:27 | 穂高山荘のテラスから望む前穂高と涸沢 | |
西穂高・奥穂高縦走 3日目へ | ||
日野家の山歩きホームに戻る |