錦秋の剱岳・立山三山(1日目)   


1日目(10月2日)


今年の秋は黒部の「下ノ廊下」を計画していたが、予定日に大型の台風17号が直撃し断念しました。 代わりに予定日を2日づらして剱岳と立山三山(別山、雄山、浄土山)を歩いてきました。
剱岳の周辺(裏剱コース大日岳立山・剱沢テント泊)は何度か訪れているのですが、何故か剱岳は登っていなかったので永年の願いが叶いました。

下ノ廊下から剱岳・立山三山に急遽計画を変更したので紅葉は未だ早いと思いこんでいました。
サプライズです。今年の夏は気温が高かったが最近になって急激に気温が下がった為か近年にない鮮やかな紅葉に出会えました。

日:2012年10月2日(火日)〜10月4日(木)

山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間
天候:曇り

1日目コース


姫路IC3:30==立山IC--立山駅9:15-9:40~~立山ケーブル~~美女平--高原バス--室堂10:55-11:10・・・雷鳥沢キャンプ場(昼食)11:50-12:15・・雷鳥坂・・剱御前小舎(別山乗越)13:55-14:07・・・剱山荘15:30(泊)


山歩きデータ:歩行時間(休憩・昼食含む)4時間20分 歩行距離5.2Km 累積標高差 +548m  −503m



アルペンルート料金
立山駅から美女平へのケーブルカー、及び美女平から室堂までの高原バスを乗り継ぐと
片道通常料金:片道2,360円×往復=4,720円
往復券料金:4,190円(−530円)
JAF会員往復券料金:3,780(−410円)
合計で、4,700円−3,780円=なんと940円も割安になりました。
アルペンルートの高原バスは何度も乗車しているので、乗車直後より「ウツラウツラ」と眠っていました。
バスが「弥陀ヶ原」近辺になるとバス内が何だか騒がしくなってきたので、目を開くと鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。
今回の山歩きは台風の影響で断念した黒部の「下ノ廊下」の代わりに計画したので「紅葉」は全く頭に入れておらずサプライズです。
室堂に到着。残念ながら少しガスっています。
山歩きの準備をし、「みくりが池」から地獄谷経由で雷鳥沢を予定していましたが、地獄谷の噴煙ガスの影響か?地獄谷方面は「通行止め」になっていました。
初めて歩く尾根道コースを雷鳥沢キャンプ場目指して下っていきます。
紅葉の雷鳥沢と大日尾根 雷鳥沢キャンプ場のベンチで昼食後、称名川に架かるボート橋を渡って雷鳥坂を別山乗越(標高差約500m2時間の登り)目指します。
雷鳥坂の紅葉トンネル 雷鳥坂上部の草紅葉
剱御前小舎(別山乗越)
雷鳥沢から雷鳥坂を1時間40分で登ってこれました。夏場は直射日光に照らされる雷鳥坂も、紅葉のこの時期はほとんど汗をかかずに登って来れたのでコースタイムより10分程早く到着出来た様です。
ちなみに、雷鳥沢から別山乗越へは雷鳥坂を直登する方法と、距離は600mほど長くなるがなだらかな新室堂乗越経由があります。どちらが早く到着出来るかは議論の有るところの様です。
初めて見るチングルマの草紅葉
今年はチングルマの可憐な花(夏)、綿毛(晩夏)、そして草紅葉(秋)と綺麗な三態を見ることが出来ました。
草紅葉の庭園
別山乗越から剱山荘方面へ少し下って来ると剱沢を背景とした草紅葉の花園庭園が広がっています。
極楽浄土の花園
古くは「立山・剱」は立山曼陀羅信仰で修験者や多くの信者が訪れていたそうだか、このような風景はまさに天国の花園の様です。
「剱御前(2776m)」をトラバース気味に剱山荘へ下って行く。
大きな岩屑が広がる地帯を剱山荘へ。
後方に何度か歩いた事のある「別山」から「剱沢」へのショートカットルートが見えています。
岩石帯を下る 岩石帯と紅葉
少しガスが出ているのが残念です。
岩石帯と七竈の紅葉 ハイマツの緑と七竈(ななかまど)の紅葉のコントラストが美しい景色に剱山荘が浮かんでいる。
剱山荘(けんざんそう)にやっと到着です。
青空が出て剱岳も顔を見せて私たちに挨拶してくれている様です。
剱山荘にPM3時30分に到着。
「予約している○○です。自炊部屋で自炊します。」と受付で申告しましたが、「受付履歴もなく剱山荘には自炊部屋は有りません」とのこと??
電話予約した時は食堂で自炊出来ますとの事だったのに??? 予約した携帯電話履歴を確認すると間違って「剱沢小屋」に電話していました。
完全なミスでした。
剱山荘に改めて宿泊をお願いし、剱沢小屋に予約取り消しの連絡を入れ事なきをえました。(反省)  &自炊夕食 
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