錦秋の剱岳・立山三山(3日目)   


3日目(10月4日)

昨日は当初予定の剱御前小舎より足を延ばして内蔵助山荘に宿泊したので3日目(最終日)の今日はコースに余裕が出来ました。
内蔵助山荘をAM7:00に出発し、雄山から一の越に下り、浄土山を回って室堂に下山します。

日:2012年10月4日(木)

山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間
天候:晴れ後曇り

2日目コース

内蔵助山荘6:57・・真砂岳7:10・・大走り分岐7:30・・富士の折立・・富士の折立休憩所8:22・・大汝山8:27・・雄山神社9:05-9:25・・一の越9:58-10:15・・浄土山南峰(富山大学立山研究所)10:55・・浄土山北峰11:17・・浄土山登山口11:47・・遊歩道・・室堂バスターミナル12:20----美女平^^~立山駅駐車場----立山吉峰温泉--立山IC==姫路西IC21:00

山歩きデータ:歩行時間5時間30分(休憩含む) 歩行距離6.4Km 累積標高差 +583m  −925m


内蔵助山荘から望む後立山(うしろたてやま)連峰
内蔵助山荘の裏側(東側)は展望広場になっており、後立山連峰のビューポイントです。ただ「日の出」を見に行かれた方によると、少し雲が多くて綺麗に見えなかった様です。 私が写真を写しに訪れたAM7:00前は雲海から頭を出した唐松岳〜針ノ木岳が見えていました。
針ノ木岳のぐっとせり上げたピーク姿を見ると訪れたくなります。
内蔵助山荘から望む、昨日歩いた「別山」
背後に剱岳の八ッ峰も見えています。
内蔵助山荘AM7:00スタート
今日は青空も広がり、まずまずの天候です。稜線歩きが楽しみです。
内蔵助山荘から真砂岳へ登り返し
まずは内蔵助山荘から稜線の真砂岳(2861m)へ65m程登り返しです。素晴らしい青空が広がっており、富士の折立への登高意欲をかき立てられます。 富士の折立は立山を形成する3つのピークの一つで、標高は一番低いが標高2999m有ります。 3000mに1m足りない剱岳と同じ標高です。
登り返してきた真砂岳(2861m)石柱 真砂岳辺りからの大日岳
大日岳は昨年夏に室堂〜大日小屋〜称名の滝を歩きました。
富士の折立へ
真砂岳から一旦鞍部に下って、富士の折立まで約180m程またまた登り返しです。青空は見えているのですが、この頃より黒部川の谷側よりガスがどんどん上がって来だし、富士の折立のピークも隠れ始めました。
大走コース分岐
鞍部手前には雷鳥沢へ直接下れる「大走り」コースの古びた標識が建っています。 このコースは雷鳥沢と立山をつなぐ最短コースですが、相当急坂の様です。
富士の折立(2999m)への稜線をゆっりと登って行く。
富士の折立への急坂を登る 富士の折立(2999m)の登り
立山の岩稜帯を歩く
ルートは一部岩稜線を巻いていましたが、ルートを外してでも忠実に岩稜線を歩きました。 ただ富士の折立の岩のピークは登れる様でしたがルートが解らずパスしてしまいました。(残念・・)
大汝山(3015m)大岩のピーク
立山の最高峰「大汝山」のピークも大岩の天辺です。私はこの大岩の正面から結構必死で登りましたが、裏側から容易に登れるのでした。
岩稜線を忠実に歩いて行く
雄山神社 峰本社を裏側から登頂
雄山のピークに鎮座する雄山神社 峰本社は南側の社務所側から拝観料を支払って鳥居をくぐり拝観するのですが、裏側の岩場を直登してしまいました。(バチあたりです) 後で拝観料を支払うつもりでしたが、この日は社務所も拝観料を支払う所も締まっており無人でした。正面からでも拝観料は必要なかった様です。(良かった・・
雄山神社 峰本社 雄山の社務所に掲げられていた「立山神社由緒」
雄山から「一の越」へ
一の越に一旦下り、登りなおして浄土山南峰(富山大学立山研究所の建物がある)から北峰へ縦走します。 この写真を写した時はまだ縦走の稜線は晴れていたのですが・・・
一の越山荘(2700m) 一の越から浄土山 南峰への登り時に振り返った立山の雄山(3003m)
浄土山 南峰直下
龍王岳の岩峰が間近になってきました。浄土山から五色ヶ原方面に行く場合、この龍王岳を越えて行きます。
浄土山 南峰(2880m)
広い山頂部に富山大学立山研究所が建っていますが、頂上を示す標識類は有りません。どこが山頂ポイントか探したのですが?解りませんでした。
浄土山 南峰からはなだらかな稜線漫歩です。 ただ南峰を出る頃よりガスが広がり、せっかくの展望が得られなくなってしまいました。 その後ガスが晴れることは有りませんでした。 ここが北峰のピークかと思いましたが違っていました。 浄土山 北峰(2881m)
どうやら、この石垣施設のあるピークが浄土山 北峰(2831m)のピークの様ですが、立ち入り禁止の表記がありましたので進入せず、分岐標識から室堂側の登山口目指して下ります。とりあえず立山三山(別山、雄山、浄土山)完登です。
激下り
浄土山 北峰の分岐からは岩がごろごろした激下りのルートです。この写真より上部は特に激下りで、写真を撮る余裕も有りませんでした。
激下りも乗り越えて室堂側の登山口も見えてきました。
室堂側の浄土山登山口到着
これで室堂を中心とした半円弧の山を歩いて来た事になります。
浄土山登山口からは展望台(室堂山)への遊歩道を延々と室堂まで下って行きます。遊歩道からも紅葉が楽しめました。
展望台(室堂山)遊歩道からの室堂俯瞰
室堂バスターミナル到着後、直ぐに美女平へのバスに乗れ、ケーブルカーの接続もほとんど待ち時間なく地鉄立山駅(13:30頃)に下山してきました。 昼食も食べていなかったので立山駅の食堂で簡単な昼食(久しぶりにまともな食事)をとり、無事に駐車場に戻りました。
立山吉峰温泉

立山地方の山から下山後はいつも亀谷温泉(かめがいおんせん)で汗を流しますが、他に良い日帰り温泉はないか事前に調べていたのが「立山吉峰温泉」です。立山駅から車で15分程度の小高い丘の上にあり、大きな露天風呂も有り施設も充実していました。
無色透明の「ぬるっ」とした湯です。
3日間の山歩きデータ
山歩きデータ 1日目 2日目 3日目 合計
歩行距離 5.2km 8.9km 6.4Km 20.5Km
累積登り 548m 1315m 583m 2446m
累積下り 503m 1017m 925m 2445m
行動時間 4時間20分 10時間30分 5時間30分 20時間20分
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