紅葉の始まった 焼岳(北峰2,444.3m)

北アルプス南部の山に登った折りにはいつも眺めてるだけだった日本百名山の「焼岳(やけだけ)」に日帰りで初めて登ってきた。
新中ノ湯登山口に前泊したかったが、登山口にはトイレも給水設備もないので、平湯温泉の平湯トンネルICゲートの際に大屋根付きの駐車場とトイレ設備が有ったので駐車場にテントを張って前泊しました。

日:2019年9月26日(木・前泊)~27日(金)
天候:晴天
山歩きスタイル:日野家の山歩き+1名

コース:自宅夕方発===平湯(テント泊)===新中ノ湯コース登山口・・広場・・下堀沢出合い・・南北のコル・・焼岳北峰(ピストン)


概念図


歩行データ



 
テントで前泊した大屋根付きトイレ
焼岳の「新中ノ湯コース登山口」にはトイレも水場も無いので、ネツトで平湯側の安房トンネルケ゜ート脇にトイレ設備の有る駐車場を見つけた。綺麗なトイレと大屋根付き駐車場があるので前泊にはうってつけと思ったのですが、 安房トンネルを出入りする車の騒音が酷すぎました。
  新中ノ湯コース登山口 5:45
車の騒音に悩まされた前泊地を早朝に出発し、新中ノ湯コース登山口に到着 
平日の早朝6時前なのに駐車場はほぼ満車。 なんとか山側の路肩スペースに駐車出来ました。 此処にトイレ設備が有れば良いのですが・・
     
登山口の警告書 6:00
登山口には火山に関する警告が数カ国の外国語を含めて書かれている。 
  自然林
登山口から直ぐに自然林の急登が続くが、息を整えながらペースを守って登っていく。 
 
 樹林帯の登り   1時間を超える樹林帯の急登を登ってくると、初めて展望が開けてきた。 
  
秋色に染まり始めた焼岳の登山道  
   
登山口から約1時間15分程で「広場」に到着 7:12
焼岳を目の前にして ここで初めて休息をとる。
何とも良い景色だ!
   
広場からの焼岳 南峰(2,455.4m) 
焼岳は南峰が二等三角点(点名:焼岳)の有る最高峰だが、現在は立ち入り禁止の為に「北峰」が頂上とされている。
 
「下掘沢出合い」付近からの焼岳     噴煙を上げている「焼岳 北峰」が見えてきた
でも此処からの登りもきついです!
  
  噴煙を上げる「焼岳 北峰」
まさに活火山  北峰自体が真新しい白い溶岩が積み重なった積み木の様なピークです。
立ち入り禁止の南峰よりも北峰の方が危険な気がする。
 
 アカモノ    ヤマハハコ
 
 この花の名前は?です。   南アルプス方面 の展望
  
  黒い溶岩が累々と積み重なった「南峰」
  
  北峰が間近に迫ってきた(左側のピーク)
この時点では右側のピークが南峰だと思っていました。
  
  南峰と北峰の鞍部(コル)に到着 8:27
   
 南北のコルからの笠ヶ岳 
 
 乗鞍岳も見えています。   最高峰の南峰は手前のピークの奥に有る 
  
  南北のコルから北峰へは北峰をトラバースするように回り込んでから登る
結構気を引き締めて登らないと滑落の危険性が有るので、南北のコルでヘルメツトを装着しました。
  
焼岳 初見参 8:42-9:00
焼岳は登ったが焼岳の山姿を見ることが出来なかったので、上の写真にマウスを合わすと2013年1月の冬季に上高地を訪れた時の写真を表示させます。
  
  昨年(2018年7月)に歩いた西穂高~奥穂高の稜線が正面に見える懐かしい景色です。
昨年は反対側から焼岳を望んでいたのです。
   
  焼岳 南峰と爆裂火口
エメラルドグリーンのカルデラ湖は「正賀池」
   
  北峰の直下から噴煙が上がっています。
     
 南峰と乗鞍岳    直下の噴煙アップ
写真を撮影するのも足場が滑りそうで怖いです。
 
頂上を充分堪能できたので下山する   紅葉を始めたナナカマド 
   
青空に 飛行機雲の白、そして笹原の緑のコントラストが綺麗
 
 ナナカマドの紅葉    広場 10:10-10:24
早朝からの行動だったので、広場でカップ麺の昼食にする。
 
無事に下山 11:36
下山中に登山口近くで猿の軍団に出会ったが、当初下山予定よりも1時間程度早く降りてきた。
安房峠経由で平湯に戻り、温泉汗を流してから約440kmを写真の車(ジムニーシエラ)で走り帰宅します。
偶然ですが、前に駐車されていた車もマイナーな同じ車種でビックリ
  ひらゆの森   
下山後はお楽しみの温泉へGo
平湯の中心地近くにあり源泉の違う露天風呂が男湯7、女湯9の計16も有るので楽しめます。 入浴料は500円で設備のわりに非常にリーズナブルです。
     
日野家の山歩きホームに戻る