ヨーロッパアルプス・トレッキング
3日目  シャモニー  ラックブランハイキング/エギュユ・デュ・ミディ展望台

(2009年7月19日)



シュモニー初日は雨にたたられましたが、今日は天気が良さそうなので、ラックプランからの景色を楽しみに、ホテル前のバス停からAM8:00発のバスに乗り込みレ・プラに向かいます。 このバスでレ・プラに到着すると、フレジェールに上がるロープウェイは始発に乗ることができました。
レ・プラのロープウェイ駅 アンデックス
レ・プラのバス停からすぐ近くにフレジェールへのロープウェイ駅が有ります。広い駐車場にはまだ数台の車しか止まっていません出したが、下山してきた時にはこの広い駐車場は満車状態でした。 朝一番のロープウェイでフレジェール(標高1877m)まで上がり、さらに5人乗りのクワッドリフトを乗り継ぎランデックス(標高2389m)まで上がって来ると、周りは昨日来の新雪(20〜30cm)で足跡も有りません。しかしすばらしい景色が広がっており、クライマー達が準備を始めています。 
まずはこのすばらしい景色を背景(赤い針峰群側)に記念撮影です。
たまたま同じ時間帯にランデックスまで上がって来ていたかわいい女性と一緒に妻が記念撮影させてもらいました。少しだけ話しましたが、自分はスイマーだと言っているのだけわかりました。
下の写真とは順番がちがいますが、クライマーの足跡を追ってしまいどんどん岩場の方へ登って行ってしまいました。妻はこの時点で道を間違っているのではと不安がっていました。
記念撮影も済んだので、ラックプランへの道を探しましたが、道標は有るのですが周りは新雪で覆われており足跡も無いのでラックブランへの道がどれなのか良くわかりません。
先ほどのクライマー達が先行して足跡をつけて道を切り開いてくれていたので、後を追って行きました。
結論から先に書くと、これが大きな間違いで、約1時間程度後をつけて登って行ったのですが、どんどん岩場の方に近づいて行き、北アルプス剣岳の長治郎雪渓の様な所をザイルも繋いで登り始めています。
さすがにおかしいと思い、引き返す事にし、途中で出会ったクライマーにラックブランの道はこれでOKかと聞くと、もちろん「NO」の返事!
ランデックスの最初から間違っており元に戻れの指示です。
間違った道を岩場の方に歩いて行ったミスを犯しましたが、おかげで雪と岩山のすばらしい景色に出会えました。
ランデックスまで戻ると、ラックプラン方面へは広い道を少し下っていくのが正解だった様で、未だ少ないが足跡も付いていました。結局元のランデックスに戻って来るのに約2時間程度のロスをしました。
上の写真はシャモニー針峰群のドリューです。
すばらしいシャモニー針峰群のパノラマを背景にした妻の写真です。
ドリューとメールドグラス
ドリュー方面のガスが切れてきました。 ドリューとメールドグラス氷河。奥にはグランドジョラスの北壁も少し顔を出しています。
ラック・ブラン ラックブランとシャモニー針峰群
お昼前にやっとラックブランに到着しました。まさに絶景です。お昼を過ぎた辺りからフレジェールから直接登ってこられる人が多くなり、私たちはフレジェール目指して下山します。下山時にも多くの方が登ってきており、すっかり挨拶の「ボンジュール」が口癖になってしまいました。
ラック・ブラン小屋 モンブラン
ラックブランの山小屋レストランです。 モンブラン方面が見えてきました。右側の雲が少し懸かっている所がモンブランの山頂です。
レ・プラの教会
ここが有名なレ・プラの教会です。後ろにドリューの秀峰が写ると「絵はがき」になるのですが、少し雲がかかり姿を現しません。
写真を撮っているとすぐにバスが来たのであわてて乗り込みました。
レ・プラに下山してきたのはPM2:00頃ですが、まだまだ日は長いのでこの日の内にエギュ・ディ・ミディに行くことにします。
バスでシャモニーに戻り、最初のロープウェイでプラン・ドゥ・レギュ(標高2310m)まで上がると上部のエギュ・ディ・ミディ(標高3842m)は雲に隠れて見えません。
上に上がると雲を突き抜けると勝手に思い込み、2本目のロープウェイに乗りエギュ・ディ・ミディに到着すると本当に雲を突き抜けました。 快晴です。 ここはクライマーの世界でもありイタリア側への狭いルートを縦走するクライマーの姿が有りました。
クライマー
イタリア側が縦走してきたクライマーが目の前までやって来ました。
エギュ・ディ・ミディはクライマーと観光客が接する所です。
エギュ・ディ・ミディからのシャモニー針峰群。いずれも標高4000mを超えています。
エギュ・ティ・ミデイ
縦走中のクライマーを少し望遠で撮って見ました。 エギュ・ディ・ミディの突端部。ここまで上がりましたが写真撮影用の三脚をセットしていると突然頭が「くらくら」仕始めました。
そりゃそうですよね!標高1100m程度のシャモニーから急角度で上昇するロープウェイ2本で標高差2750mも一気に上がってきたのです。高度順応が出来るわけ有りません。
展望台 モンブラン山頂
エギュ・ディ・ミディのロープウェイ駅から階段を少し上がった展望台が岩の手前に見えます。この階段を一気に上がったので酸欠状態になったのです。 モンブランの全景です。雲一つない姿を見ることが出来ました。ショートケーキのモンブランとは少し違う形です。本物は迫力が有りました。
エギュ・ディ・ミディの突端展望台に上がるエレベータ。このエレベータの表示器には階が表示されるのではなく、標高が表示されています。止まった所の標高は3842mを表示しています。 エギュ・ディ・ミディの突端展望台で夫婦で写した記念撮影です。
雲一つない快晴に恵まれ、今日の内に上がってきて良かったです。



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