ヨーロッパアルプス・トレッキング
4日目  シャモニー  モンタンベールトレッキング→ツェルマット移動

(2009年7月20日)



今日は昨日訪れたエギュ・ディ・ミディ展望台への途中駅プラン・ドゥ・レギュからモンタンベールまでトレッキング(距離約6km)し、午後からは次の目的地であるツェルマットに電車で移動します。 本日は初めて外国で電車に乗るので、乗換等が旨く出来るかが課題です。
AM8:00にプラン・ドゥ・レギュ(標高2310m)に上がってきました。
同じロープウェイで上がってきた人たちはエギュ・ディ・ミディに上がって行ったので、ここに降り立ったのは私たちだけです。
晴天です。シャモニー到着日に雨のモンタンベールを訪れましたが、今日こそはドリュー・グランドジョラス・メールドグラスが拝めると思われます。写真は出発地プラン・ドゥ・レギュの小屋(レストラン)。昨日はここのテラスでビールをいただきました。 背景はエギュ・ディ・ミディ
まだ誰も歩いていないモンタンベールへのトレッキングコースをスタートしました。まずは一端中腹に建つ山小屋兼レストランを目指して下って行きます。山小屋の背景は急激に落ち込んだ谷底にシャモニーの町並みと対岸の赤い針峰群
途中の山小屋。まだ人影もなくひっそりとしています。 岩峰の突端に建つエギュ・ディ・ミディ(角が出でいる所)
シャモニー針峰群  まさに絶景です。 モンタンベールへのトレッキングコースはこの針峰群の付け根部に辿っており、あまりアップダウンの無いコースです。ルートの周辺には高山植物が咲き乱れています。
シャモニー谷を挟んだ対岸の赤い針峰群。昨日までの雪はほとんど溶けてしまっています。ラックブランはこの山域に有ります。たぶん右上の雪渓が切れた辺り。 トレッキングルートからのエギュ・ディ・ミディとモンブラン山塊
アルプスを代表する花「アルペンローゼ」 シャモニー針峰群の写真を並べて見ました。これは当日写した写真のごく一部です。このような景色がトレッキングの間づっと続くのです。
シャモニー針峰群 シャモニー針峰群
シャモニー針峰群 トレッキングをスタートした時間が少し早めだったのか、この有名なトレッキングコースを独り占めです。歩き初めて1時間以上経過しましたが、まだ誰ともお会いしていません。
北アルプスの槍ヶ岳も顔負けの「ドリュー」少し逆光なので残念です。 モンタンベールのレストランが見えて来ました。見えはしましたが、ここから結構下っており見た目より到着に時間がかかります。
ここを下って行く辺りから逆コースを歩かれるトレッカーに会う様になりました。
シャモニー初日にモンタンベールに来た時は見えなかったグランドジョラスが全部見えました。中央下の雪渓がメールドグラス氷河の根本部分です。 モンタンベールのレストランまで下ってきました。シャモニーに下る登山電車の駅はここからすぐ近くにあります。
今日のトレッキングでシャモニーを離れますが、思い残す事は有りません。すばらしいトレッキングコースでした。

午前中にシャモニーまで下山し、ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取ると、ツェルマットへ移動です。シャモニーはフランスですが、ここからスイスパスが使用出来るのです。
PM1:00前にシャモニー・モンブラン駅に行くと、私たちよりもお年をめした日本人のご夫婦にお会いし、待合室でお話すると私たちと途中まで同じ電車で移動されるとの事でご一緒する事にしました。
お互いに簡単に自己紹介すると、ご主人は「岩切岑泰」さんで著明な山岳画家で日本山岳会の会員でも有るそうです。
奥様はドイツ語、英語が堪能でご主人と3週間取材旅行を兼ねて、スイスを中心に旅行されているそうです。お二人はマルティーニの次の駅「シオン」で降りられましたが、列車の中で色々お話を伺い楽しい列車移動となりました。
帰国後、岩切岑泰さんのホームページ「岩切岑泰・絵画紀行 山と旅の詩」を拝見させていただきました。「ギャラリー」に掲載されているヨーロッパアルプスを描かれた絵画は私の部屋に飾りたくなります。 とはいえ、たぶん手のでないお値段なのでしょう・・
乗換2つ目の駅「フィスプ」に到着しました。
この駅の窓ガラスは計算されているのか、鏡の様に周囲の山を映してします。
無事ツェルマツトに到着しました。列車の旅クリアです。
ツェルマツトはシャモニーと比較して、建物は建て込み、道幅もあまり広くないのでゴテゴテした感じを受けます。
ツェルマットは環境に配慮して自動車のタウン内乗り入れは禁止となっていますが、代わりに電気自動車が結構スピードを出して走り回っています。あまり良い感じはしません。
ツェルマットのホテルは鉄道駅やゴルナーグラート登山鉄道駅のすぐ前に有りました。まずはチェックインし、タウンウォッチングに出かけました。
写真はツェルマットのカトリック教会
ツェルマットからのマッターホルン


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