ヨーロッパアルプス・トレッキング
9日目  グレンデルワルド  ユングフラウヨッホとメンリッフェン トレッキング
(2009年7月25日) 



本日の予定は以下の欲張りなコースです。 AM8:00頃ホテルを出発して、グリンデルワルドに帰って来たのはPM5:30頃になっていました。
グリンデルワルドから登山電車(8:17発)に乗ってユングフラウヨッホ(スィンクス展望台34564m))まで上がり、展望を楽しんだ後登山電車で「アイガーグレッシャー」駅まで戻って、アイガーグレッシャー・・・・クライネシャイデック・・・・メンリッフェン・・・・メンリッフェン展望台・・・・メンリッフェン====グリンデルワルド・グルンド グリンデルワルド  と歩いてきました。
グリンデルワルド==クライネシャイデック==ユングフラウヨッホ==アイガーグレッシャー間のチケット費用はなんと98スイスフラン(9,350円)もします。スイスバスを提示し、2割5分引きでこの値段です。乗車時間は約1時間30分程度ですが、アイガーグレッシャー〜ユングフラウヨッホ間の約1時間は、アイガーやメンヒの岩をくりぬいて1912年に16年間をかけて完成したトンネル内を走るのにしても、この料金は高過ぎると思います。ツァーの人に聞くとユングフラウヨッホ観光は大抵オプションになっており、オプション費用は25,000円ほど取られるそうです。登山鉄道の費用も高過ぎですが、旅行社はオプション費用を交通費の2倍程に設定しており、ぼりすぎです。
右の写真はグリンデルワルドを出発した登山電車からの風景です。左からアイガー・メンヒ・ユングフラウの3山が見えています。
  

ユングフラウヨッホへの登山鉄道はクライネシャイデックで乗り換えて行きます。
途中でアイガー北壁に窓が開けたれた「アイガーバンド」に5分間及び同じように窓が開けられた「アイガーミール」で5分間停車し、窓からの景色を見ることが出来ます。
左:窓から見えたアイガー北壁の岩壁
右:電車の停車場から北壁の窓見学用のトンネル
ユングフラウヨッホ登山鉄道駅
「アイガーミール」から見えた氷河の源である雪の壁 登山鉄道はアイガーグレッシャー駅からずっとアルプスをくり抜いたトンネル内を走っており、終点のユングフラウヨッホ駅もトンネル内に有ります。
ユングフラウ メンヒとアレッチ氷河源頭部
ユングフラウヨッホは迷路の様になってますが、とりあえず一番上のスフィンクス展望台(標高3454m)まで上がってきました。目の前にユングフラウ(標高4158m)が見えます。 メンヒ(標高4099m)です。グリンデルワルド側からはアイガーの影に隠れて見えにくい山ですが、ここからは目の前に見えます。
メンヒは「修道士」の意味が有るそうです。
ユングフラウヨッホ内をうろうろしていると、雪原に出られる通路を見つけました。新雪が積もっていますが、約300mほど広い雪原の中央方面へ歩いて行くと、すごい景色が広がっていました。 写真はスフィンクス展望台とユングフラウのツーショットです。
メンヒ(修道士)拡大版です。 スフィンクス展望台でたまたま出会った日本人のカメラマンに写してもらいました。背景が明るいと顔は暗く写りやすいのですが、さすがに顔もしっかり写っています。
プラトーテラスを歩く
雪原のトレッキング。この雪原はヨーロッパ最長のアレッチ氷河の源頭部になります。 近くでスノーキャットが新雪を圧雪してスキーゲレンデに整備していました。
プラトーテラス
雪原からのスフィンクス展望台を望むと紺碧の空に突き上げているように見えます。こんな所に展望台を作ったものだ! アレッチ氷河の源頭分でもある雪原でユングフラウとユングフラウヨッホ展望台をバックに記念撮影です。2010年の年賀状の写真候補です。
ユングフラウヨッホの構造。ほとんどが地下に有り、まるで地下要塞の迷路です。観光客はせっかくの絶景よりも、標高世界一のポストからの絵はがき投函と、おみやげ店に群がっていました。 雪原にまで出られた方はほとんどおられませんでした。 後ろに続く大雪原がアレッチ氷河です。ここだけ見ると氷河と言うよりも、広大なスキーゲレンデの様です。ここをスキーで思いっきり滑る事が出来ればとの余計な事を考えてしまいます
アイガーグレッシャー駅 アイガーグレッシャー
ユングフラウヨッホから登山鉄道で長いトンネルを抜けてきたアイガーグレッシャー駅(標高2320m)で降りて、本日のトレッキングを開始します。 アイガーグレッシー駅付近からのアイガー氷河
お花畑ての休憩
お花畑で岩に腰掛けコーヒータイムを取りました。絶景を楽しみながらの贅沢なコーヒータイムです。 アイガーグレッシャー駅からクライネシャイデック駅間はずっと一面のお花畑がつづきます。この一駅間をトレッキングするツァーの人が結構歩いています。
クライネシャイデックの結婚式
クライネシャイデックに到着すると華やかな人の集まりがあり、よく見ると結婚式の屋外パーティーをしています。
クライネシャイデックは登山鉄道が交差しており、ツァーの人達もたくさん集まっているので、何となく京都の嵐山の雰囲気です。
私たちはクライネシャイデックからさらにメンリッフェンへ向かってトレッキングを続けます。 クライネシャイデックの上側から見えていた右の方へ下っていく道がメンリッフェンへの道と思っていましたが、道標を確かめるとヴェンゲンへの道でした。危うく間違ったコースを歩いてしまう所でした。
改めて、メンリッフェンの道を探したのですが、道標が見つからず少しうろうろしてしまいました。近くにコース案内図が有ったのでルートを確認し、正規の道(広い道です)をメンリッフェンに向かって歩き始めました。
グリンデルワルドを望む
クライネシャイデック(標高2061m)からメンリッフェン(標高2229m)のトレッキングコースはほとんどアップダウンも無く、かすかな登り(標高差170m程度)の広い道が続いています。
このコースは平坦で展望も良いので世界中からトレッカーが訪れますが、メンリッフェンからクライネシャイデクへ向かう方がユングフラウやアイガーを正面に見ながらの下りコースになるので、メンリッフェン側からのコース取りが主流の様です。
トレッキングコースからはアイガー北壁やグリンデルワルドの町並みが望めます。
中間地点でもあるホーネック(標高2170m)のベンチで休憩です。同じ椅子に座らせていだいた方も気さくな方でした。 メンリッフエンが見えてきました。中央ピークが展望台(何もないピーク)で、手前に見える建物がメンリッフェンのレストランとゴンドラ駅です。
この辺りは全て放牧地ですが、全てお花畑です。
冬は何処を滑っても良いゲレンデに変わるのでしょう!
メンリッフェンのレストラン ブェンゲンの村
メンリッフェンのレストラン。ここの屋外テーブルで簡単な食事と展望を楽しみました。 せっかくメンリッフェン迄来たので、さらに標高差100m程度を登りピークの展望台まで上がってきました。写真は展望台からのぞき込んだ谷底の村「ヴェンゲン」。今回の旅行では訪れませんでしたが、きれいな村で有名で、いつか機会があればこの近くのミューレンと併せて訪れたい所です。
メンリッフェン展望台からユングフラウ
メンリッフェンのレストランの後方にユングフラウが顔を見せています。メンリッフェンからは長い長いコンドラ(20分以上乗った)に乗ってグリンデルワルド・グルンドまで下り、そこからは30分近く村内を歩いてグリンデルワルドに戻ります。 グリンデルワルド・グルンドからクリンデルワルドまでは結構村内を歩いて行かねばなりませんが、なかなか雰囲気の良い道を歩かせてもらいました。


ヨーロッパアルプス・トレッキング10日目へ

ヨーロッパアルプス・トレッキング8日目に戻る

日程表へ

ホームに戻る