秋の東北遠征(6座目)  雨飾山(1963.2m)


紅葉真っ盛りには少し早い時期だが、山仲間を誘って9月28日(土)〜10月4日(金)の7日間の予定で東北地方北部の紅葉を訪ねてきた。

東北遠征7日目の最後は第六座目の雨飾山(あまかざりやま)です。 
東北の山ではないが、秋田駒ヶ岳の登山後に姫路への帰路途中の「雨飾山」に登ってきた。帰路途中なので実質経費は0円で登って来れた事になる。

東北遠征ルート図

東北遠征計画&実績表

日:2013年10月4日(金)

天候:霧→
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間2名


7日目コース

雨飾山登山口(小谷温泉側)駐車場6:10・・2/11尾根取り付きポイント6:23・・ぶな平7:02・・荒菅沢7:42-7:52・・痩せ尾根梯子8:51・・金山分岐9:03・・笹平9:05・・梶山新湯分岐9:10・・雨飾山9:30-9:57・・雨飾山北峰9:59・・笹平・・金山分岐10:22・・痩せ尾根梯子10:35・・荒菅沢11:23-11:43(昼食)・・ブナ平・・雨飾山登山口駐車場13:06--小谷温泉無料露天風呂--糸魚川IC--姫路西IC 22:30着

雨飾山 山歩きデータ:  歩行時間 6時間54分(昼食・休憩含む)   歩行距離 9.9km    累積標高差 1268m

概念図


雨飾山登山口駐車場に建つ休憩室とトイレの建家
昨日の夜半に到着時、少し霧が出ていた。 テントを濡らしたくなかった為にこの建家の軒下にテントを張った。 大失敗だ 夜中でもひっきりなしにトイレ来る人がいて寝られなかった。←当たり前だ、こんな所にテントを張る方が悪い。
登山口駐車場を出発する時点で、今日もガスが出ている。 東北遠征をスタートして移動日の初日と2日目の岩木山以外は登山中ずーと霧に好かれる羽目になっている。朝からカラット晴れて欲しいものだ。
大海川沿いの平坦な道を13分(800m)程度歩いてくると「2/11」の標識 がある。ここが急登が始まる実質的な登山口です。 雨飾山まで180分と書かれているが、ほぼ同時間で頂上に到着出来た。感想としては少しきついコースタイム設定だ。 2/11ポイントから急坂を登って一つ尾根を乗り越えると、少し傾斜が緩くなり山毛欅(ぶな)の森が現れてきた。
「ぶな平」付近の山毛欅(ぶな)の巨木林
「ぶな平」まで急斜面を1ピッチで登って来れたので体調は良さそうだ。
ぶな平からさらに尾根を乗り越えると、せっかく登ったのに60mほど荒菅沢に下る。 荒菅沢から望む「布団菱」の景観を楽しみにしていたのに上部はガスに覆われており、この時点では諦めていた。 荒菅沢を渡渉する。ここで初めて先行者に追いつく。
荒菅沢の定番景色が突然に   
荒菅沢で少し休憩していると突然ガスが晴れて布団菱の景色が顔を出してくれた。ヤッタネ 雨飾山の頂上は布団菱(ふとんびし)の裏側になり見えない。
雨飾山に続く稜線と紅葉 
左端のピークは雨飾山の南側に位置するP1838
雲海を背景に登る(標高1600m辺り)
雨飾山に続く稜線のパノラマ 
痩せ尾根に取り付き、岩稜帯となる(標高1800m辺り)
岩稜帯を登る この痩せ尾根も急登 眼下の痩せ尾根の紅葉も綺麗だ 
痩せ尾根の階段 稜線間近
急登の連続を何とか登ってきた。(標高1890m辺り)
頚城山塊(くびきさんかい)
雨飾山は頚城山塊の西端に位置するが、同じ頚城山塊の盟主で百名山の「火打山」や活火山の「焼山」、玄人好みの「金山」が雲海に浮かぶ。
同じ頚城山塊に位置する百名山の「妙高山」は見えていない。 右端には「黒姫山」や百名山の「高妻山」が見えていた。
稜線分岐当たりから望む「笹平」と「雨飾山」
背後に北アルプス北端に位置する「朝日岳」も見えている。 北に延びている稜線が「栂海街道(つがみかいどう)」なのかな?
「笹平」の標識
 雨飾山まで未だ40分も
雨飾山頂上へは、さらに標高差70m程の急坂の試練が待っていた。
荒菅沢を見下ろす 頂上付近から望む「笹平」
東北遠征六座目 雨飾山に到達(南峰)AM9:30 
標高差約1200mを休憩を含めて所要時間 3時間20分で登ってきた。なかなかのペースだ。
雨飾山は山頂(三角点)の有る南峰と祠が祀られている北峰の双耳峰(そうじほう)になっている。
雨飾山「北峰」から望む糸魚川方面
 糸魚川市街や日本海も見えている
雨飾山「北峰」から望む雨飾山頂上「南峰」と頸城山塊
南峰と北峰の鞍部(標識箇所)から下山を開始する。
痩せ尾根を下る 痩せ尾根の階段を前向きに下る山仲間
痩せ尾根の岩稜帯
荒菅沢
往路よりも綺麗に晴れあがっている
荒菅沢で記念撮影
7日間の東北遠征を締めくくる絶景で記念撮影 
雨飾山とお別れです。 登山口駐車場に到着(13:06) 
復路所要時間 3時間9分
小谷温泉無料露天風呂 
下山後はもちろん小谷温泉の無料露天風呂へ ここへは過去3度目の入湯している。 入湯後は姫路まで約560kmを走ったら久しぶりの帰宅です。
カシミール3Dによる立体ルート図
東北遠征から帰路立ち寄った雨飾山は、今回の遠征で登った六山の中でも標高差、歩行時間ともに一番きつかった山です。しかし、登り途中の荒菅沢からは晴れたので、展望と紅葉が楽しめて締めくくりとしては「大吉」だった。 同行して頂いたの山仲間に「感謝」
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