秋の東北遠征(3座目)  八幡平(1613.3m)


紅葉真っ盛りには少し早い時期だが、山仲間を誘って9月28日(土)〜10月4日(金)の7日間の予定で東北地方北部の紅葉を訪ねてきた。

4日目は第三座目の八幡平です。

東北遠征ルート図

東北遠征計画&実績表

日:2013年10月1日(火)

天候:曇り→晴れ

山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間2名


4日目コース

道の駅「かづの」6:00---八幡平アスピーテライン頂上駐車場7:33・・鏡沼7:44・・八幡平頂上7:55・・稜雲荘避難小屋(八幡沼)8:10-8:20・・八幡沼湿原8:21・・源太分かれ8:31・・源太森頂上8:43・・安比岳分岐・・黒地谷湿原展望台9:19-9:40 -・・熊の水9:44・・黒地谷湿原登山口下山9:55--ヒッチハイク--八幡平アスピーテライン頂上駐車場--藤七温泉入湯--八幡平アスピーテライン--松尾・八幡平IC--紫波IC--避難小屋「うすゆき山荘」


八甲田山 山歩きデータ:  歩行時間 2時間22分(休憩含む)   歩行距離 5.1km    累積標高差 +171m −287m

概念図


前泊地の道の駅「かづの」を6時頃車で出発し、約40kmの移動で秋田県と岩手県の県境にある八幡平頂上駐車場に到着。濃霧が立ちこめ人気も全く有りません。  無料駐車場の場所がわからず管理人もいない有料駐車場に駐車して県境の登山口から八幡平の頂上を目指す。 濃霧が立ちこめた八幡平の遊歩道を歩いてくると眼下にうっすらと「鏡沼」湖面が現れた。
晴天時の紅葉景色を期待していたが、濃霧によりテンションはがた落ちです。 
鏡沼の周囲は紅葉を初めているが・・ 東北遠征三座目 八幡平(はちまんたい)登頂
登山口から遊歩道を20分程歩くと八幡平の頂上に到着してしまった。 頂上には展望台が有るはずなのに、展望台は無く何だか工事中の様でビニールに資材が覆われていた。 工事用資材を避けて写真撮り
頂上からガマ沼方面へ石畳の遊歩道を進む。 霧に覆われたガマ沼の湖面が見えてきた。
八幡沼脇に建つ「稜雲荘(りょううんそう)避難小屋」
稜雲荘避難小屋は八幡沼がテラスから望める絶好のロケーションに建てられており、別荘の様な避難小屋だ。 中を覗くと2名の男性が前日から宿泊されており、色々と情報を頂いた。
私たちは下山後に早池峰山の麓近くの道の駅に移動すると伝えると、早池峰山の登山口近くに車が横付け出来る避難小屋が有る」とのグッド情報 を教えて貰った。
稜雲荘避難小屋テラスから望む八幡沼と紅葉
避難小屋で前泊者と話している間に霧が晴れていました。 やったね! 避難小屋を出ると平坦な木道となり、そこは草紅葉(くさもみじ)に覆われた八幡沼湿原が広がっていた。
登山口の出発が早かったのと濃霧の天候で今一でだっのか、避難小屋の2名以外誰にも出会いません。
この絶景を私たちで独り占めだ。
湿原の中のプール(池塘)
独り占めの八幡沼湿原(誰も居ない) 天候と時間帯によっては観光客で溢れるのでは
独り占めの八幡沼の草紅葉
源太森(げんたもり)
見返峠の分岐を通り過ぎ、そのまま黒谷地湿原の方に向かう。 途中で八幡平に盛り上がった溶岩残丘(ようがんざんきゅう)の「源太森(げんたもり)」頂上に立ち寄った。(ほぼ視界なし)
雲海
源太森から黒谷地湿原に向かう途中で、北方面の視界が広がり幻想的な雲海を見ることが出来た
源太森から安比岳(あっぴだけ)の分岐を通り過ぎて、黒谷地湿原への木道を下っていく。この辺りで茶臼岳(ちゃうすだけ)方面からの登山者グループと本日初めて出会った。 黒谷地湿原(くろやちしつげん)展望台に到着
湿原風景を見ながらコーヒータイム
黒谷地湿原(くろやちしつげん)(展望台より)
黒谷地湿原を辿ってアスピーテラインの下山口を目指す。
黒谷地湿原は八幡沼湿原よりも規模は小さいが、あちこちに湿原が点在している。
熊の水
黒谷地にこんこんと湧き出る「熊の水」は甘露 柄杓まで揃えてある。
黒谷地湿原を辿ってアスピーテライン へ
黒谷地湿原を辿ってアスピーテライン へ アスピーテラインの下山口到着
結局、山中で出会ったのは避難小屋で前泊の2名と茶臼岳から縦走中のグループだけでした。
さて、出発始点まで(3.3kmkの登り勾配)どうして戻るか計画時から思案していました。バスは1日に数本しかなく、それも午後からなので役にたたない。歩くか、タクシーか、ヒッチハイクかと考えていたが、タクシーなんて全くなし、車も滅多に通らないので歩いて戻るつもりだったが、滅多に通らない車がやってきた。すかさず親指をつきだしたヒッハイク合図を出すと、3人乗車中の車が止まってくれたので、私だけが乗せて貰って駐車場所まで車の回収に行けた。 後ほど山仲間をピックアップする。
まだ午前中だが見返峠近くに、雲上に浮かぶ露天風呂で名高い藤七温泉(とうひちおんせん) 彩雲荘(さいうんそう)に向かう。
藤七温泉に近づいてくると、谷底から湯気が立ち上る絶景が道路から望め期待が広がる。
藤七温泉 彩雲荘(とうひちおんせん さいうんそう)
入浴後の写真だが、購入した温泉の味が染みこんだ真っ黒な温泉玉子を前景にした藤七温泉 彩雲荘の撮影するのに苦労する。  何せ卵が立たないのだ(当たり前だか・・)思案しているとフット何かのテレビで玉子を立てる方法を見た事を思い出す。 方法は簡単、底を少し割って立てれば良い。
藤七温泉の内風呂も趣が有るが、メインは雲上に浮かぶ露天風呂だ!
藤七温泉の露天風呂
紅葉し始めた山並みを見ながら入る露天風呂は最高。 この頃になると青空も 
ここの露天風呂は湯船の回りに建物が全くない本当の露天風呂があちこちに・・(女性専用露天のみ、よしず囲いが有る)
一番上側の露天風呂で自分撮り
写真でも解るようにブクブクと湯面が泡だっています。湯船の底から白濁したお湯が自噴しているのだ。 今回の東北遠征で七つの温泉に入湯したが、私にとってここがbP!!
野趣満点の露天風呂
一番上の露天風呂からの写真たが、露天風呂の湯船が見えているだけでも7つ。さらに男女別の内風呂2つ  入浴している人間よりも露天風呂の数の方が多い。
八幡平アスピーテラインから望む「熊沼」
藤七温泉入湯後は、明日登る予定の第4座目の早池峰山登山口近くまで約125kmの移動だ。 当初は紫波IC近くの道の駅「紫波(しわ)」で車泊+テント泊予定であったが、八幡平の避難小屋で出会った方に教えてもらった、河原の坊登山口近くに建つ避難小屋「うすゆき山荘」に変更する。 途中の紫波町のスーパーで食料等を購入し、河原の坊登山口の少し手前に建つ避難小屋「うすゆき山荘」に到着。
避難小屋「うすゆき山荘」は  県道脇に建っているので中庭まで車で入れるし、別棟のトイレと水源からパイプで引き込んだ水場まで小屋近くに設置されていた。今日は私たちの貸し切りです。 手足を充分に伸ばして寝られるし、テラスでの宴会も楽しみだ
カシミール3Dによる八幡平立体ルート図 
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