北八ヶ岳+上高地 スノーシュー歩き (2日目


北八ヶ岳+上高地のスノーシュー歩きに山仲間を誘って訪れてきました。 2日目の記録です。
当初は1月14日の「成人の日」からを計画していたが、14日は爆弾低気圧で山は大荒れの予想だったので日程を1日ずらして1月15日からとした結果、好天に恵まれたスノーシュー歩きを楽しむ事が出来ました。
今日2日目は人気コースにもかかわらず登山者に誰一人として会わず、絶景を独り占め出来ました。

日:2013年1月15日(火)〜1月17日(木)

2日目:1月16日(水)
山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間
天候:晴天


2日目コース

黒百合ヒュッテ7:35・・・中山峠7:42-7:50・・中山8:33・・中山展望台8:38-8:45・・・高見石小屋9:44・・高見石9:54・・高見石小屋・・賽の河原分岐10:21・・賽の河原10:43・・迂回路分岐11:18・・渋ノ湯11:50---昼食---沢渡15:00(ペンションしるふれい泊)


山歩きデータ:歩行時間(休憩含む)4時間15分



黒百合ヒュッテAM7:30の外気温はなんと−15℃でした。
快晴で風もないのでそんなに寒くは感じません。 今日は小屋前からスノーシューを装着して歩きます。
黒百合ヒュッテ前のテン場に一張りのテントが・・
夜はさぞかし寒かったのでは???
黒百合ヒュツテから7分程度で中山峠に到着 中山峠から望む東天狗岳
2009年の5月連休に登った事が有ります。
中山峠から「しらびそ小屋」方面の雲海 中山峠から少し中山側に登った地点
この少し下で日本ガイド協会の方々が救助方法の実施研修をされていました。 ここまではガイド協会の方々の踏跡が有りましたが、この先は誰も踏んだ跡の無い新雪歩きです。
中山への登り途中から振り返ると天狗岳、硫黄岳の絶景が
日程をづらして来た甲斐が有りました。
新雪を踏んで中山へ。
新雪は20cm程度でスノーシュー歩きには絶好の条件です。
中山の頂上近くになると縞枯れ帯が現れ展望が広がってきました。
紺碧の青空のもと縞枯れ地帯を歩く
紺碧の空に向かっての登る山仲間
この辺りの新雪は25cm程度有りました。
北東方面には浅間山がくっくりと浮かんでいます。
東方向には奥秩父の山々甲武信岳から金峰山端牆山に連なる山脈が雲海に浮かんでいます。 中山頂上手前からの展望
中山頂上手前からのパノラマ展望 
山仲間はスノーシュー歩きに大満足の様で、コマーシャル写真に出て来そうな写真を撮らされました。
背後の森の中に中山の頂上標識が有ります。 中山(標高2496m)
中山の頂上は平坦な森の中にあり拍子抜けします。
中山展望台
中山の頂上から少し高見石側に下った所に中山展望台が有ります。 裸地の為絶好の展望が得られるが風の通り道になるので寒くて長居は出来ません。 風が無ければゆっくりとコーヒータイムにしたい所です。
中山展望台から望む北アルプス 中山展望台 後方は蓼科山
中山展望台から高見石小屋へは樹林帯の中を一直線に急降下です。 中山展望台付近はトレースが雪で埋まっていましたがマーキングに導かれて森林帯のトレースに入れました。 新雪の樹林帯を下る
トレースは有るものの新雪が20cm以上積もっており、ミニラッセルです。
高見石小屋
中山展望台から約1時間で高見石小屋に到着。 小屋の周囲は誰も居ず「ひっそり」としています。
高見石からの高見石小屋
高見石小屋のテラスでスノーシューを外し、壺足で小屋裏の高見石に登ります。 無雪期は大岩が積み重なり結構緊張して登らねばならないが、岩の隙間は雪に埋まり踏み固めたトレースが有るので無雪期よりも登り易くなっていました。  とはいえ一度だけ岩の隙間に片足を落とし「ヒャ」としました。
大岩が積み重なった高見石 高見石から望む浅間山と氷結した白駒池
氷結した白駒池の上をスノーシューで歩く写真が山の雑誌に良く紹介されています。
高見石から望む北方面
しばらく高見石のトップで展望を楽しむ 賽の河原
高見石で展望を楽しんだ後、高見石小屋から麦草峠方面へ5分ほど進むと賽の河原への分岐が有ります。ここから樹林帯を下って視界が開けてた所が賽の河原です。 ここも岩がゴロゴロした所ですが大半が雪の下に埋もれて雪原になっていました。
賽の河原を下る覆面山仲間 賽の河原のお地蔵さん
踏跡の無い賽の河原を下る
賽の河原の新雪をスノーシューで下る  快感
青空をバックに賽の河原を下る 沢に架かる橋を渡る
下山口の渋ノ湯も近づいてきました。
下山後の山麓から八ヶ岳の全景が見渡せました。
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