西穂高岳(2日目


2013年の北アルプスは7月末から8月初旬にかけて天候が安定せず、穂高核心部縦走も撤退をせざるを得ない結果になってしまった。 欲求不満が残ったままだったので、急遽山仲間を誘い西穂高岳の岩尾根歩きを楽しんで来た。1日目は少しガスっていたが2日目は晴天に恵まれ鬱憤解消です。


日:2013年8月10日(土)〜8月11日(日)

山歩きスタイル:日野家の山歩き+山仲間2名

1日目 8月11日(日)
天候:晴れ 


2日目コース

西穂山荘4:40・・丸山4:51・・西穂独標5:54・・ピラミッドピーク6:08・・西穂高岳6:55・・P17:14-7:20・・西穂高岳7:20-7:45・・ピラミッドピーク8:32・・西穂独標8:57・・丸山9:36・・西穂山荘9:47-10::50・・西穂高口駅12:05~~新穂高ロープウェイ~~・・しらかば平駅12:24・・登山者用駐車場12:35--福地温泉入浴-神岡--富山IC==北陸道==敦賀IC--東小浜IC==舞鶴道==中国道==山陽道==姫路西IC22:00


概念図:


2日目山歩きデータ:


西穂山荘前のテン場に張ったテントは朝の8:30迄に撤収が必要と言われていたが、早朝から西穂高岳へピストンなので帰ってきてから撤収する事にした。 今日は晴天なので西穂高への岩尾根歩きが楽しみです。
※写真の位置はカシミールソフトのデジカメプラクインで特定しました。(撮影場所がカシミールの地図に表示される)
朝焼けに染まる焼岳、乗鞍岳(5:20)
西穂山荘をまだ薄暗い4:40に出発し、丸山を過ぎてガレ場の登りにになる。昨日は少しガスっていたので展望は今一だったが、昨日は見えなかった焼岳や乗鞍岳、御岳が朝日に赤く照らされて荘厳な景色が広がっています。
目指す西穂高岳への稜線が見えて来た。 昨日苦しかったガレ場も順調に登って行ける。
「独標」手前の「12峰」辺りからの焼岳と乗鞍岳  大分明るくなってきた。(5:26)
独標には既に多くの登山者がいる。日の出を見る登山者か、又は難関の奥穂高岳への縦走者だと思われる。 独標手前の「12峰」辺りの岩場を通過
「独標」手前から望む「笠ヶ岳(かさがたけ)
早朝は笠ヶ岳の山頂に雲がかかっていたが、名前の由来となった笠の形をした笠ヶ岳の全容が見渡せる
笠ヶ岳を登るルートの一つである「笠新道」は、この谷底から一気に長い急登りが続く相当な健脚ルートです。 私なら双六小屋から右の尾根伝いのルートを使用し、笠新道を降りてみたい。
独標直下の岩場登り
独標直下の岩場登り 昨日から2度目の「独標(どっぴょう)(11峰)」
昨日はガスって何も見えなかったが今日は視界良好
ポインターを上の写真に合わすと昨日の写真を表示
西穂高岳から奥穂高岳に続く岩尾根
昨日も「独標」まで来ていたが、ここからは新たに西穂高岳へ10個のピークを越えて行かねばならない。
独標(11峰)直下の岩場下り
急な岩場なので後ろ向きになり三点確保で下ります。 この岩場下りがスムーズに出来なければ西穂高岳への縦走は止めた方が良いと言われている。
ピラミッドピーク手前の「9峰」辺りで
下界は連日の酷暑が続いているが、ここでは雨具の上着を防寒着代わりにするほどの涼しさです。
「9峰」周辺の岩場ルートを行く
メットをかぶっていても違和感のない所です。
ピラミッドピーク(8峰)のペンキマーク
3年ぶりのピラミッドピーク
西穂高岳までまだまだノコギリの刃の様なピークを越えていかねばならない。
ピラミッドピークを後にして西穂高岳に向かう。 「7峰」の岩場ピークに立つ
「6峰」辺りから振り返ったピラミットピーク(8峰) 「6峰」を越えて「5峰」へ向かう
「3峰」辺りの岩尾根を通過
西穂高岳のピークはまだまだだ!
西穂高岳も間近になった「2峰」への登り
ノコギリの刃の様なピークを越えてきた。
深く切れ込んだ谷底(西穂高沢?)が「上高地」 「2峰」のピークはトラバースする。
西穂高岳も間近になり、頂上の登山者も視認出来る距離となった。
西穂高岳直下、高度感のある岩場登り
西穂高岳到達(6:55)
西穂高岳頂上から登ってきた南方向のパノラマ
ピラミッドピークが随分低く見える。
西穂高岳から望む北方向のパノラマ(槍・穂高核心部)
西穂高岳から「P1」まで奥穂への縦走尾根を試しに行ってみた。
西穂高岳までは登山者が多く浮き石も少ないが、西穂高岳からむ奥穂高岳への縦走路はエキスパートだけなのでルートは少し荒れており、落石に注意が必要だ。
P1到着(7:05)
西穂高岳から間ノ岳・・ジャンダルム・・奥穂高岳へと続く縦走路は日本では1.2を争う危険コースです。 納得の山姿だ!  しかし、いつかは と思ってしまう。
P1」から望む西穂高岳
P1」に登った私を西穂高岳から撮してもらった。
西穂高岳からP1に来るときに座り込んでいた奥穂高への縦走者がいたが、撮影者に聞いたところ動いた岩で足を打って動けなくなっていたそうです。 どうやらヘリで救出されたらしい!
西穂高岳を後にしてピラミッドピークまで戻ってきた。
ピラミッドピーク(8峰)は大にぎわい
「9峰」辺りの岩尾根を戻る 独標手前の「10峰」へは高度感のある岩場を登る
「10峰」の岩場
「10峰」ピークからのパノラマ撮影
  写っている人はたまたまピークに居られた方です。
「10峰」を越えると独標(11峰)は間近
独標直下から望む奥穂高岳・前穂高・岳沢 独標の岩場を登り返す
独標への岩場登り 最後の岩場ピーク「12峰」マーキング
独標を振り返る。
カシミール3Dによる立体ルート図 2日間のGPSの軌跡を記入しています。
西穂山荘に到着後にテント撤収し、 新穂高ロープウェイの西穂高口まで下山です。 何故か登りは1時間7分だったのに下りは1時間15分もかかってしまった。 登りの登山者に道を譲った為だろうか?それとも疲れた為か?
帰路は名神高速がお盆の帰省で混雑が予想されたので、新穂高から神岡経由で北陸道の富山ICに抜け、敦賀ICを降りて小浜東ICから舞鶴道を通って帰宅した。(名神はパス) 北陸道で少しだけ停滞があったが予定時間より少し遅れた程度で帰宅する事が出来ました。
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